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【名探偵コナン】紺碧の棺は評価が低い?Twitterの評判も紹介

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宝箱

劇場版名探偵コナン「紺碧の棺(ジョリー・ロジャー)」は駄作とかひどいなどと言われることが多い作品ですが、どのあたりが低評価につながっているのでしょうか。

 

もちろん、映画についてどのように感じようとその人の自由ですので、面白いと思う人もいるでしょうし、それはそれでいいとは思います。

 

ですが、「紺碧の棺」が駄作とかひどいという意見が多いのは誰もが感じることではないでしょうか。

 

今回は紺碧の棺が駄作と言われる所以についてTwitterの評判も併せて見ていきたいと思います。

 

※ネタバレあり

 

「紺碧の棺」のあらすじ

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あらすじ
  1. 都内で強盗犯が佐藤刑事に捕らえられた際に「神海島」とジョリー・ロジャーとつぶやく
  2. バカンスで神海島を訪れたコナンたちは、300年前に2人の女海賊アン・ボニーとメアリ・リードが遺した財宝のことを知る
  3. トレジャーハンターの1人が、海底宮殿を探索中にサメの群れに襲われ死亡
  4. 翌日、蘭と園子がトレジャーハンターたちに連れ去られてしまう
  5. それを知ったコナンは、蘭たちを助けるために1人で海底宮殿に向かう
  6. 海底宮殿でトレジャーハンターをコナンのキック力増強シューズによって気絶させる
  7. 観光課長(岩永)が海底宮殿の財宝を狙ってコナンの跡を追ってくる
  8. トレジャーハンターを殺害した犯人は岩永だとコナンが告げる
  9. 崩れる海底宮殿から、脱出する

 

この映画は、アン・ボニーとメアリ・リードの宝探しがテーマとなっています。

 

海底宮殿の入り口を開ける鍵が、アンとメアリーのピストルとカットラスだと見抜いたトレジャーハンターが宝を狙って海底へ向かいます。

 

その際に、蘭と園子を人質にとったことを知ったコナンは、海底宮殿へ助けに向かいます。

 

「紺碧の棺」が評価が低い理由

映画のテーマである蘭と園子の友情のシーンが薄い

アンとメアリーの宝と、その二人が背中合わせで戦ったエピソードを基にした蘭と園子の友情がテーマです。が、それが弱い印象があります。

 

宝探しのほうは、冒頭から話題にあったのでまだしも、友情のほうはそれが際立つシーンがかなり短いです。

さらに、蘭はともかく園子はカットラスを闇雲に振り回しているだけなので、印象としては薄いです。

 

難しいところですが、トレジャーハンターとの戦闘シーンをもう少しだけ長くするとかのほうがインパクトがあったかもしれません。

 

例えば、「瞳の中の暗殺者」には記憶喪失になった蘭の前で園子が泣くシーンがありますが、そちらのシーンのほうがインパクトは強い印象です。

 

蘭が記憶を失ってしまったという状況だからこそ現れた、園子の本当の友情の強さを示したシーンだと思います。

 

その時の園子のセリフは

「たとえ記憶が戻らなくても……わ、私は一生……友達だからね……」

というものでした。これぐらいのセリフがあってもよかったのかもしれませんね?

瞳の中の暗殺者の名言15選!

 

蘭と園子の友情はテーマではありますがたりないという意見でしょうか。

もっと、強調されてもいいというのは同感です。

ただ、百合ではないのでは・・・(笑)

 

推理の要素があまりない

推理要素が薄いという意見でしょうね。確かに、映画全体を通して何か大きな事件があるとかではありませんでした。

例えば、「瞳の中の暗殺者」では警察関係者が狙われるという事件が映画全体を通して謎になっていたので、それと比較すると「紺碧の棺」は薄目な気がしますね。

 

「紺碧の棺」冒頭の強盗犯は単に「神海島」と「ジョリーロジャー」の存在を示しただけで、トレジャーハンターとは深いつながりがなかったですね。

 

犯人の動機や犯行に対する情熱が弱い

犯人は観光課長の岩永でした。見た目は優しそうな男性ということもあり犯人としての印象が弱い気がします。

 

海底宮殿の財宝がなかった時のリアクションもなんか薄かった印象です。

 

また、トレジャーハンターは国際指名手配されている犯罪者とはいえ、岩永は人を殺しています。

多少でもいいので、人を殺すほどの情熱というか恨み節みたいなものがあってもよかったのかと思いました。

 

一例ですが、

岩永

20年間、宝を探し続けたんだよ!!私は!!

それを、どこぞのトレジャーハンターごときに横取りされる!?

許せるわけがないだろう!アンとメアリーの宝は私の人生だったんだ!

だから殺したんだよ!事故死に見せかけてな!

みたいなセリフがあってもよかったかなと思います。岩永が20年間探していたという設定はありませんが、強調するために上の例に入れてみました。

 

口調は岩永のキャラとは違うかもしれないので多少は変えるとしても、何か犯人の強い思いはほしいと個人的には思ってしまいます。

 

例えば、「14番目の標的」は犯人の狙いは4人でしたが、犯行をカモフラージュするために関係のない人を巻き込み、4人に復讐するためなら他の人はどうなってもいいと言っていましたよね。

>>【14番目の標的】犯人の動機はやばい?5つのすごい能力にも注目!

 

ここまで狂気じみていなくとも、犯人には強い動機を見せてほしいところです。

 

また、トレジャーハンターのほうは最初から悪いやつということがわかっている状態なので、ミステリー要素も少ない印象です。

 

実際は宝探しの謎とかあって、そこまでミステリー要素が少なくもないのかもしれませんが。

 

犯人がパっとしないというような意見ですね。

個人的な意見としても、犯人の犯行に対する情熱が欲しいと思いました。

トレジャーハンターのほうも力づくで犯行をするだけで、トリック的なものもないのでその辺はさみしいかもしれませんね。

 

「紺碧の棺」を高評価する意見

否定的な意見ばかりを集めても、公平さに欠けるのでいくつか肯定的な意見も見てみます。

「紺碧の棺」のテーマの蘭と園子の友情などを評価している意見が多々ありました。

コナン灰原の"相棒"が始まったのも「紺碧の棺」からで、後々の作品を知った後で見返すと「あっ、ここから始まったのかぁ」となりますね。

 

確かに、駄作とかひどいとか言われる作品だとは思いますが、面白いと感じる人もいます。改めて見直すと評価が変わるとかもあるかもしれません。

 

まとめ

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劇場版名探偵コナン「紺碧の棺」が評価が低い理由についてみてきました。

映画のテーマの蘭と園子の友情や、犯人の動機が弱いというところにあるようです。

 

ただ、「紺碧の棺」を評価する意見もあるので面白いと感じた人はそれで問題ないと思います。