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名探偵コナン 絶海の探偵のネタバレ!あらすじと犯人、結末も紹介

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絶海の探偵ネタバレ、あらすじ、犯人、結末を紹介

「絶海の探偵」(読み方:ぜっかいのプライベートアイ)は劇場版名探偵コナンの17作目の作品で、イージス艦が舞台となっている映画です。

 

この映画の特徴と言えば、実際のイージス艦を再現した描写がいくつか出てくるというところです。

また、派手な爆発などというアクション要素は割と少な目となっております。

 

ですが、悲壮感あふれるクライマックスでまさかのコナンが泣く?という展開はハラハラです。

 

今回は、「絶海の探偵」のネタバレこみのあらすじや、犯人と結末も紹介したいと思います。

 

※ネタバレを含みます。注意してください。

 

絶海の探偵のあらすじ

絶海の探偵は2013年に公開された映画です。

ここではそのあらすじをまとめました。

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基本情報

舞台は舞鶴港イージス艦

イージス艦「ほたか」の公開演習のため、コナンや少年探偵団、そして小五郎と蘭、園子たちは京都の舞鶴港に訪れました。

 

コナンたちは、イージス艦の艦内に乗り、艦内見学や戦闘指揮所(CIC)の訓練が始まりました。

 

舞鶴港京都府舞鶴市にある港です。ですので、京都が舞台のコナン映画は「迷宮の十字路」以来2作目ということになります。

 

といっても京都をイメージさせるような街中の風景は一切ありませんが…

 

Googleマップから拾った地図だと舞鶴港は矢印のあたりにあります。

舞鶴の地図

不審船騒ぎがおこる

そして戦闘指揮所(通称CIC)の訓練を見学している際に、海中から接近してくる不審船をソナーが感知します。

 

しかし、接近していたのは難破船だった事が判明し危険がないことがわかると、艦長の立石が一連の事を訓練だと説明させ、艦内は大きな騒動にはなりませんでした。

 

その後、コナンは1人で居た少年・雨宮勇気に声をかけます。コナンは勇気と少年の父親と名乗る男の様子を不審に思いますが、その場は特に追及などはせずに別れます。

 

直後、コナンは女性自衛官である藤井七海と遭遇します。

藤井七海をコナンが不審に感じる

コナンは藤井七海を不審に思います。

藤井七海を怪しんだ要因
  • 女性自衛官なのにイージス艦に乗っているのが珍しかった
  • 撮影時に拒否しようとしていた
  • 幹部自衛官なのに、仕事は「食事を作ること」と答えた

コナンは小五郎たちと一緒に写真を撮るように、藤井に頼みますが、それを拒否しようとしました。

 

ですが周りの自衛官は一般客と写真を撮っていることを言われて、しぶしぶ写真を撮るのを受け入れました。

 

さらに、どんな仕事をしているかコナンが尋ねると「乗組員の食事を作っている」と藤井は答えましたが、藤井の制服の階級章は1等海佐を示すものでした。

しかし、コナンは

  • 幹部自衛官は指揮が主な職務で、現場での作業を行わない
  • 1等海佐イージス艦などの艦長クラスの階級である

という疑問を持ちました。

 

そして、コナンは灰原に写真を送って、藤井の所属先の調査を依頼しました。

 

藤井の去り際に小五郎は金の名刺を渡します。そのときに名刺入れが服に引っかかり、取り出す際にばらまかれてしまいました。

 

床にばらまかれた名刺は蘭が回収しました。これがのちに生きることになります。

ちなみに、防衛省の公式サイトを見れば分かりますが、自衛官の階級は16階級に分かれており、1等海佐は上から4番目です。

 

上から海上幕僚長海将海将補、1等海佐となっています。

自衛官の笹浦が死亡しているのが発覚

コナンは蘭とトイレに行く途中で、海上自衛官の左腕のみが発見された現場を偶然見つけます。

 

蘭は小五郎の名前を出して、事件の捜査が始まりました。小五郎は目暮警部たちにも連絡し、イージス艦へ呼び寄せます。

 

コナンは服部平次に連絡し捜査への協力を頼み、死亡したのが海上自衛官・笹浦洋介ということがわかりました。

 

小五郎からの連絡を受けて乗艦した目暮警部たちも加わり本格的な捜査が開始されますが、その中で藤井が不審な行動をとります。

 

その後、マイクロSDの抜かれた被害者の携帯電話が艦内で発見され、笹浦がイージス艦に乗っていたのではないかという手がかりになります。

藤井七海の正体は防衛大臣直轄の情報保全隊

藤井七海は自衛官ではなく、防衛大臣直轄の情報保全隊でした。

 

藤井七海の正体が判明する流れ
  1. 不審な行動をとる藤井の後をコナンが追う
  2. 藤井が艦長室に入るのを見てコナンも隠れて中へ入る
  3. コナンは艦長室から衛星電波を発生させ、人を集める
  4. 正体を問われた藤井は本当の身分を明かす

簡単に書くとこのような流れです。その詳細ですが、

 

艦長室で藤井はパソコンのデータを確認していました。

 

 

 

藤井が席を立った隙を見てコナンはパソコンのデータを腕時計型のUSBメモリに保存しようとしますが、途中で藤井に見つかりそうになり、全部は保存できませんでした。

 

コナンは衛星電波で人を艦長室へ呼び藤井の正体を明かそうとしますが、藤井は目暮警部たちから正体を聞かれても話そうとせず、艦長も藤井をかばいます。

 

しかし、コナンに自衛官であることの嘘を指摘されると隠し通せなくなり、その正体を白状します。

藤井七海の目的はある国のスパイ「X」の逮捕

イージス艦

藤井は防衛大臣直轄の情報保全隊員で、死亡した自衛官の笹浦が関与していた情報漏洩事件を捜査していました。

 

そして、その過程で笹浦の取引相手で体験航海に乗じて「ほたか」に侵入したと推測されるある国のスパイ「X」を逮捕するために「ほたか」に乗艦していました。

 

イージス艦の情報が漏れた場合、国防の危機に陥る事態に発展してしまうことを意味しており、予断を許さない状況でした。

 

そして、イージス艦の情報を漏らしていたのが、自衛官の笹浦だということを知り、秘密裏に藤井が動いていました。 


笹浦は「X」のほかに「竹川」と名乗る人物にも情報を流していました。

 

藤井のもとへ竹川の目撃情報が入り、竹川の写真が送られてきました。そして、警察や海上自衛隊が顔の照合を進めました。

コナンが「X」の正体に気づく

コナンは不審船騒ぎのことを思い出していました。

 

「X」の正体を割り出すきっかけ
  • 不審船が艦に接近する騒ぎで艦長がCICに来て、艦長室が無人だということ
  • 雨宮勇気くんの父親と名乗っていた男がそのときいなかったこと

 

これらから、勇気くんといた男が「X」だと推理しました。

 

そして、「X」に会ったコナンはその男が父親でない理由を次々指摘し「X」を問い詰めました。

 

父親ではない理由
  • 雨宮さんと呼ばれた時にとっさ振り向けなかった
  • 勇気の薬は塗り薬ではなく飲み薬であることを知らなかった
  • 勇気は食物アレルギーであることを知らなかった

 

逃げる「X」を追うコナンですが、勇気くんに「お父さんが殺されちゃう」と引き止められ、逃がしてしまいます。

 

勇気くんの本当の父親は「X」に誘拐されていました。

 

蘭が「X」と戦うもまさかの敗北…

勇気くんは「X」に再び連れ戻されますが、蘭がそれを見つけました。勇気くんは男が父親ではなくスパイだと言って助けを求めたため蘭は「X」と戦うことになります。

 

蘭は持ち前の空手を発揮し、蹴りを2発、頬に拳を1発浴びせますが、「X」は倒れず…


そして、甲板にあったロープを巧みに使われて、蘭は海へ落ちてしまいました。

 

スパイの竹川、Xを捕らえる

コナンは服部に竹川の情報を伝え、それをもとに服部が犯人の行き先を推理しました。

 

服部は竹川が関西空港に行き、貨物に紛れ込んで逃げるという狙いを見抜き、貨物ゲートへ行きました。

 

読み通り、竹川は貨物ゲートに現れましたが、和葉が銃で狙われます。

 

服部がギリギリ追いつき、和葉を銃弾から守りました。そして、大阪府警が到着し竹川は捕らえられました。

 

また、「X」のほうもコナンがキック力増強シューズによるボールを命中させ、捕らえることに成功しました。

絶海の探偵の犯人まとめ(ネタバレ)

イージス艦の情報を盗んだ件は

が犯人だと特定されましたが、笹浦を殺害した犯人は「X」なのかという疑問が残っていました。

笹浦を殺害した犯人は倉田

コナンは笹浦を殺害した犯人は倉田だと推理しました。

 

倉田は目暮警部たちと一緒にヘリコプターでイージス艦に乗った人物で海上自衛官でした。

 

ただし、倉田に殺意はなく、笹浦が死亡したときにそばにいたというだけでした。

 

笹浦は崖から落ちただけの事故死でしたが、倉田が笹浦を死なせる要因を作ったことを恐れ、犯行を「X」の仕業に見せかける細工をしていました。

犯人の正体が明らかになるエピソード

当初、被害者の笹浦の携帯電話がイージス艦で見つかったことから、笹浦はイージス艦に乗っていたと思われていました。

 

しかし、携帯電話の置かれていた場所があまりにも目立つのに発見が遅かったことが不自然でした。

 

倉田は目暮警部ともに毛利小五郎の連絡を受けてから来たため、コナンは倉田が犯人だとにらみました。

 

携帯電話は倉田が、「笹浦がイージス艦に乗っていた」と思わせるための偽装工作であとから置いたものでした。

 

ですが、実際は舞鶴港で笹浦が倉田と遭遇しており、笹浦の携帯電話にメッセージに海上保安官が身に着ける警棒と銃が触れるカチャカチャという音が入っていたことで、笹浦のそばに倉田がいたことの証拠となりました。

絶海の探偵の結末についてのネタバレ

海に落ちた蘭の視界

蘭が海に落とされていた

笹浦殺害の件も解決しましたが、勇気くんが蘭がいないことを告げました。

そして、「X」から蘭が海に落ちた事実を聞かされます。

 

すぐに、蘭の捜索を手配し、ヘリコプターを出します。

17時を過ぎると水温が下がり、生存率が下がるためそれまでが勝負となりました。

蘭の捜索は難航しコナンも泣く?

なかなか見つからない中、コナンは蘭に光彦が電波時計を渡していたことを思い出します。

 

光彦の時計は防水加工がしてあり、17時に電波が受信されるものでした。

 

それをイージス艦のレーダーで探知すれば見つかるかもしれない。

 

わずかな望みにかけ、17時を迎えました。

 

しかし、レーダーに反応はなく、コナンも蘭を探せない自分に対して感情があふれ、汗?が流れます。そして、蘭の名を叫びました。

 

ちなみに、実際に映画を見るとわかりますが、どうみてもコナンが泣いているように見えます。

ですが、原作者の青山氏によると泣いていないという話です。詳しくは下記サイトにあります。

『名探偵コナン 絶海の探偵(プライベート・アイ)』柴咲コウ&青山剛昌 単独インタビュー|シネマトゥデイ

 

コナンは泣かないというルールがあるようで、泣いていないのであれば汗なのでしょうね。

 

小五郎の金の名刺が蘭を照らす

園子や佐藤刑事が涙する中、レーダーが電波の受信を検知しました。

 

ヘリをその地点へ向かわせましたが、操縦士は海面の一部が妙に反射していると報告します。

 

コナンは小五郎の金の名刺が反射していると読み、そこへ向かわせます。

 

そして、蘭を発見し、無事に救出することができました。

スパイの正体やある国については不明

「絶海の探偵」はある国のスパイが登場しましたが、それについての詳細は明かされていません。

 

「竹川」というのもそう呼んでいただけで本当の名前は不明です。

 

ある国についても所説あるようですが、様々な事情があるでしょうから明言はされていないのでしょう。

 

絶海の探偵のまとめ

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今回は「絶海の探偵」について、あらすじ、犯人、結末を紹介してきました。

 

ある国のスパイから日本の国防にかかわる事件ということである意味、映画史上でも一番影響範囲が大きい事件ともいえるかもしれません。

 

スパイの正体や、自衛官殺人の謎、藤井七海の正体などが絡み合った展開となりました。

 

ちなみに、アニメ第694話「消えた老舗の和菓子」が「絶海の探偵」のプレストーリーとなっています。

 

劇場版名探偵コナンのプレストーリーをアニメで放送する流れは「絶海の探偵」から始まっているようです。

 

アクションは控えめですが、蘭を救えなかった悲壮感に加え、コナンに疑惑の汗?など、クライマックスの味はなかなか面白いものがある映画だと思います。

 

他のコナン映画についても、小ネタなどをまとめてますのでよかったらこちらもぜひぜひ覗いてみてください!