『小林さんちのメイドラゴン さみしがりやの竜』を観てきました。
原作の漫画は見てなかったのですが、2017年にアニメ化されたときに初めて見て、面白い作品だと思っていました。
アニメ映画としてその続編が出てくるというものであれば、見に行こうというわけで観たのですが、ドラゴンのかわいい部分もありながらも小林の発言や行動の渋い感じはかつて見たアニメと同じで面白い映画でした。
クライマックスは本当に泣ける展開で父とのあれはもちろんですがその後に才川がまた追い打ちを掛けてくるのがやばい笑
というわけで映画の感想、考察を書きました。
(映画情報は以下サイトから記載)
映画『小林さんちのメイドラゴン さみしがりやの竜』公式サイト
『小林さんちのメイドラゴン さみしがりやの竜』感想・考察
『小林さんちのメイドラゴン』アニメ1期・2期・映画の放送順まとめ
『小林さんちのメイドラゴン』は双葉社「漫画アクション」連載中の漫画が原作の作品です。テレビアニメは2期まで放送されていて、2期が2021年7月からの放送でした。
従って、この映画はシリーズでは4年ぶりの続編となっています。
一旦『小林さんちのメイドラゴン』のおさらいや流れなどを書いてみます。
- テレビアニメ1期(2017年)
- テレビアニメ2期(2021年)
- 映画『小林さんちのメイドラゴン さみしがりやの竜』(2025年)
アニメ化は4年間隔となっていました。続編までの間隔が長いため、ストーリーの詳細を忘れてしまったという人も多いのではないでしょうか。私自身も、映画を観る前に第2期を見直してから臨みました。
時間が空いているため、視聴前の復習がオススメです。
アニメの配信はアマプラにはなかったのですがU-NEXTに1期2期配信がありました。(2025年7月時点)
小林さんちのメイドラゴンS(2期)
U-NEXT公式配信ページ
アニメーション制作は『京都アニメーション』。いろいろありましたが、『小林さんちのメイドラゴン』シリーズの3作目となる本映画が制作されたのはうれしい!
かわいいドラゴンがいるという見た目とは裏腹に穏やかな日常系アニメというだけではなくて、ドラゴンが人間を見下すようなところを小林が説得?するみたいな流れが渋くて面白いんですよね。
ドラゴンと人間の価値観の違いや対話が描かれる、深みのある作品と言えます。
見てる人ならわかりますが、主人公の小林(声 - 田村睦心)の相方のトール(声 - 桑原由気)はいつも人間を見下してる発言があり、それがリアルで面白いところの一つです笑
人間界にドラゴンがやってきたという、ファンタジー要素にリアルさを加え、視聴者に深い印象を与えます。
カンナの思いと小林の行動
ここから映画について触れていきます。『小林さんちのメイドラゴン』が今回映画となったわけですが、どんな話になるのかというのが気になるところです。『小林さんちのメイドラゴン』は割と短い話が多い印象なので、どういったストーリーなのか注目してました。
タイトルに「さみしがりやの竜」とあり、小林の家に住んでいるドラゴンのカンナカムイ(声 - 長縄まりあ)と父親とのやりとりに焦点を当てたストーリーでした。テレビアニメだと大体はトールが小林に過剰な行動をする流れが多かったと思いますが、この映画は完全にカンナが主役となってます。
調べてみたところ、どうやら原作漫画8巻がストーリーの元になっているようです。アマゾンで試し読みできる部分でもわかりました。
父親のキムンカムイ(声 - 立木文彦)がカンナを連れ戻しに来ますが、ただの"戦力"として連れ戻しに来たので小林が怒るという流れ。
小林はそういうのを許さないというのはトールの父との件もあるので、視聴者はもう分かるでしょうが、キムンカムイのあの感じはもどかしいですね。ドラゴンと人間の価値観の違いを描くのは、らしいと言えます。
しかし、今回の映画では小林も苦戦の展開。。酒仲間としては意気投合するもなかなかキムンカムイにわかってもらえず…
"ちょろゴン"というワードもあるくらいドラゴンはだいたいすぐに心が変わるはずが、キムンカムイはすんなりとはいきません。
小林も苦戦を感じ、滝谷真(声 - 中村悠一)からは父親の代わりに…みたいなことも言われてました。
が、小林はあくまでもキムンカムイをどうにかして"カンナの父にする"ことにこだわりました。カンナの"寂しい"という本心に気づき、こだわるところがいいですね。
クライマックスのシーンでも「カンナの友達」と語るシーンが見えましたね。
結局はドラゴンとか人間とかの大きなくくりのわかりながら、カンナの気持ちを尊重した小林がかっこいい…
キムンカムイにしてもクライマックスまではカンナの気持ちはあまりわかっていない様子でしたが、最後の最後でようやくわずかながら、心を入れ替える様子がありました。そうやってドラゴンにはもともとなかった感情が生まれていく流れがこの作品の良さと思うシーンです。
新キャラ・アーザードの存在
アーザード(声 - 島﨑信長)の存在も忘れてはいけません。ドラゴンに対し恨みを持ち、ドラゴンを見下していました。かつてのトールなどとは逆ですね。
無惨というか哀れというようなシーンでした。感動のラストとは裏腹に、シリアス。
原作でこの先どうなるか私は原作未読なのですが、他のドラゴンを見るともしかしたら心を入れ替えるのでしょうかね?
そもそも出てくるのかわかりませんが、調べたところ原作漫画ではこの後も登場するようです。この後の展開も注目したいですね。
涙腺崩壊のラスト!才川リコが感動的なとどめ
カンナが父に駆け寄るシーンが言うまでもなくこの映画の一番の見どころ!
父とようやく本当の絆が見えたところで思わず泣きながら走る姿はヤバいですね。
さらに、小林の家に戻らないかと思いきやカンナが帰ってきて終幕。カンナが父に駆け寄るシーンも涙涙でしたが、才川リコ(声 - 加藤英美里)がカンナを迎えるところでさらに追い打ち!
才川は小学生でドラゴンの事情などというのは頭になくて「カンナと別れるのが寂しい」というストレートな気持ちがね。いいシーンでした。作品に温かさを与えています。
カンナはそもそも感情を表に出さないキャラなので余計に泣かせくるんですよね。
才川はいつも異常な喜び方をしますが、カンナはほぼ一定のテンションなのでね。
戦闘シーンも必見!映画版でも健在なアクションの迫力
『小林さんちのメイドラゴン』はドラゴン同士が戦うシーンもよく見られますが、今作でもそれは見られました。アニメ映画としてはアクション要素はやはり欠かせません。
例えば、序盤のシーンでもキムンカムイが家を破壊してましたが、すごい崩壊っぷり…
また、ラストの戦いでドラゴンの戦闘シーンや小林の攻撃には息をのむ迫力がありました。
(2025/8/3追記)
京アニチャンネルにバトルシーンメイキング映像が!
それぞれのシーンで描きこみ量のすごさからなるクオリティの高さが伝わってきます。
気になったのは小林がドラゴン同士の争いを止めるところですね。小林とカンナの連携シーンは印象的でしたが、カンナとは事前に作成を打ち合わせるようなシーンはなかったはずですが、あんな連携ができたのはやや謎でした。
カンナに小林が電話するシーンもありましたが、カンナはスルーしたはず?なので。
ただキムンカムイに知らせようとはしてたので、その流れで小林にも伝えようとしたということかもしれません。
とはいえ、ドラゴン同士の争いを止める小林の姿には、強い信念が感じられました。
主題歌はfhánaと小林幸子が担当
オープニング主題歌はfhána「涙のパレード」。シリーズおなじみですね。
日常系の明るい感じの歌です。アニメのときから歌の雰囲気はこんな感じの印象でした。
エンディング主題歌は小林幸子「僕たちの日々」。フェリキタスというドラゴンの声優としても登場していました。
アニメ映画だとポケットモンスターの「ミュウツーの逆襲」でも歌ってたので懐かしい感じです。他には「クレヨンしんちゃん」なども歌ってました。泣き系?のソングですね。
小林繋がりでの抜擢でしょうが、実績十分の大物の存在に衝撃でした…
『小林さんちのメイドラゴン さみしがりやの竜』感想・考察まとめ
『小林さんちのメイドラゴン さみしがりやの竜』はドラゴンの価値観を超えたカンナの思いに応える小林、クライマックスの泣きシーンが見どころの映画でした。
ドラゴンと人間の種族の違いもあるけれども親子っていうのはやはりこのような絆があるんだというのを見せてくれました。
テレビアニメ版はこれほどの泣ける展開はなかったので、映画を見てよかったって本当に思える作品です!
ほかのアニメ映画についても書いてます!
