名探偵コナンのヒロインの蘭とその親友の園子は、数々の話でその友情の強さを見せています。
鈴木財閥の令嬢ということで、財力がある園子と、空手部所属で都大会優勝するほどの戦闘力がある蘭。
実は、出会いや仲良くなったきっかけはまだ明かされていません。蘭と新一はすでに、出会いのエピソードが出ていますが。
今回はそんな蘭と園子の友情が際立った話をまとめました。
※ネタバレあり
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蘭と園子の友情が際立つ話
329話・330話「お金で買えない友情」
原作漫画では39巻に収録されています。
園子と親友でありたいと思う蘭
回想の中で、新一が「園子にお金を出してもらえば・・」という提案をした際に、蘭がそれを一蹴した話です。
蘭と園子の友情を象徴する話の代表的な話ですよね。
園子は蘭とスキーに行くのを断ったのですが、それはお金が厳しいからでした。それを聞いた新一が上記の「園子にお金を出してもらえば・・」と言ったところ、蘭は、
そんなの絶対だめだよ!!
わたし園子と一生親友でいたいから!!
とムッとした態度で新一に反論しました。
蘭は園子と対等な親友でありたいという思いから、このような言葉を言ったのでしょう。
新一の発言の理由と蘭の対応
ところで、新一は蘭からすると失礼極まりない発言をしていますよね?
この新一の発言は以下の理由であると考えられるでしょう。
- 新一の一家もお金持ちである。
- そのため、園子が蘭を誘う心情のほうに共感した
まず、新一の一家もお金持ちの部類に入りますからね。豪邸に住んでいて、両親は大人気小説家と元大人気女優ですから。
ですので、新一にとっては園子が蘭をスキーに誘う気持ちのほうが共感できたのかもしれません。
蘭をスキーに誘う園子は
スキーいこうよ。お金の心配なら大丈夫。私にまかせて。
というような心情であったと思われます。
新一は金銭面で困った経験があまりないと推察されるので、蘭よりも園子の心情に近かったのではないでしょうか。それで、あの発言が出てきたのではないかと思います。
もちろん、園子や新一に悪気はないのは蘭もわかっているでしょう。友達がお金持ちだからといって、それにすがるような関係は嫌だったということですね。
私はお金目当てで親しくしているわけではないんだ!
さらに、新一がお金持ちであるのは蘭もわかっているわけで、新一の発言にやや怒りつつも、新一の心情も踏まえて、そこまで厳しくは反論していないのだと思います。
友情エピソードの回想につながる流れ
最後に、この回想につながる流れですが、ざっくりとまとめると以下のような流れです。
コナンが灰原に「蘭が誘いを断ったエピソード」を語ったあと、4人組のうちの一人が殺害されます。
第853・854話「サクラ組の思い出」
原作漫画では87巻に収録されています。
幼稚園のころから園子は蘭を親友と思っている
蘭たちが幼稚園の時の話です。
蘭は折り紙のネームプレートをいじめっ子に取られてしまいますが、園子が取り戻そうとして喧嘩になります。
喧嘩の後、幼稚園の先生がいじめっ子と園子を仲直りさせますが、いじめっ子のほうは半泣きになっていますが、園子はいじめっ子をにらんでいます。親友のため熱くなる園子は幼稚園時代からのものだったですねー。
幼稚園のときから蘭と園子がすでに親友であるということがうかがえます。
蘭は園子を大好きな幼なじみだという認識
この話は新一が蘭のために、紙のネームプレートを付けてくれたことで、蘭と新一が幼なじみとして、仲良くなります。
そのときの蘭の台詞ですが
桜の花びらにのってもう一人増えた、大好きな幼なじみが
といっています。このとき、新一を幼なじみとして認識し始めるわけですが、それは二人目だと言っているわけです。
ということは、一人目は誰なんだとなるじゃないですか。当然ながらあの人しかいませんよね?
なので、ある意味で蘭が園子に対する友情の強さを示した台詞といえると思います!
親友以外にもみせる園子のやさしさ
さらにです!新一は蘭をいじめていた子に対して頭突きをして泣かせます。その後、園児全員で病院の女性に手を振るシーンがあります。
蘭は新一の手を取って手を振っているんですよ。まあ、わかりますよね。急に仲良くなったんですから。
で、園子はというと、そのいじめっ子の手をとっているんですよ!知ってました?
園子は優しい心をもった人物であることがわかりますね!
蘭と園子の出会いはいまだ明かされず
最後に、この話で蘭と新一の出会いは明かされたわけですが、蘭と園子の出会いはいまだ謎のままです・・
幼稚園年長の時点で親友なので、幼稚園年少とかなのでしょうかね?
劇場版4作目「瞳の中の暗殺者」
園子は記憶を失った蘭に対して、
「たとえ記憶が戻らなくても……わ、私は一生……友達だからね……」
このシーンは病室で寝ている蘭を前に園子が上記の台詞を言います。
涙を流しながら蘭に語り掛けるこのシーンは、何度見ても泣けますよね。
蘭が記憶喪失になり、コナンや小五郎はショックを受けますが、当然、園子だってショックは大きい・・
映画全体を通して出番が多いわけではないですが、このシーンは個人的にはとても印象に残っています。
この映画は、ファンからの人気も高く、地上波放送でも何度も再放送されている作品で、個人的にもおすすめできる、コナン映画の1つです。
劇場版11作目「紺碧の棺(ジョリーロジャー)」
海底の洞窟の中でトレジャーハンターに命を狙われた際に蘭と園子は、背中合わせにして犯人に立ち向かいます。タイトルのジョリーロジャーを彷彿させるシーンです。
ただ、友情の強さは見せてくれますが、武器をもった犯人に対して、園子ではやや頼りなさそうにも見えてしまいますね・・
この作品は、コナン映画の中でも残念ながらあまり人気がないようですが、蘭と園子のシーンの印象は覚えているという方もいるのではないでしょうか?
まとめ
蘭と園子の友情が際立つ話をいくつかピックアップしてみました。
代表的な話の「お金で買えない友情」はもちろんですが、その他もなかなか熱い友情を見せてくれる話が多いですね。
そして、蘭と園子の出会いはいまだ明かされていないので、この先出てくるかも楽しみですね!