映画ドラえもんシリーズは昔の映画はいくらか見ていましたが、最近の映画は観てません。
声優陣が変わる前のドラえもんまでしか見ていなかったので新シリーズは初めてでが、最近になってアニメを少し見始めたので映画も久々に見るか!!!となり、見に行きました。
映画は45周年ということです。作品としては44作目です。
45年たっても日本を代表するアニメの一角をなすと言ってもいいドラえもん。
果たして現在のドラえもんはどうなっているのか!?!?!?
というわけでその感想など書いていきます。
(映画情報は以下サイトから記載)
『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』感想・考察
偶然にも絵の世界に行く!?
近年のアニメ界では、いわゆる異世界転生が流行していると言っていいですが、この映画では絵の中の世界、すなわち「絵世界」へ入り込みます。
ただ、別に近年の流行を意識したとかはそんなにないでしょう。
ドラえもん映画は昔から現実の時空とは別の世界に入るというコンセプトがいくつかあります。しかし、タイトルの絵世界物語というワードは「異世界」と近いものを想起させてきますね。
まあ、映画直前のアニメでは異世界系の話があったのでもちろん意識はゼロではないのかもしれませんけど。
(2025年2月22日に「スネ夫の異世界物語」という話が放送されています。)
タイトルで言うと「のび太の絵世界物語」とありますが、のび太が描いた絵に入るというわけではなく、どこかしらから降ってきた絵に入っていくという流れです。
のび太が育てた恐竜のパターンなどと違って、「のび太の」感はそれほどないですね。
タイトルに関しては様式美みたいなところもありますので、まあそういうことでおいておきましょう。
後々にのび太の絵もちゃんと出てきますのでね…
スネ夫の家で絵の中に入って遊ぶ、のび太やドラえもんでしたが、どういうわけか入り込むのにうってつけな絵が舞い降りてくるわけです。まあ、細かいことは気にしない。
クレア、ドラえもんのかわいさ
絵世界の中で出会った少女クレア(声:和多田美咲)と、こうもりのような生物のチャイ(声:久野美咲)と共にアートリアへ向かうという展開です。
過去のヨーロッパに実在した国という設定で、絵を通じてなぜか過去の世界とつながりました。
こういう流れは昔とほぼ変わってないなと感じますね。
映画ドラえもんは今の子供向けに向けて当然制作されていると思いますが、残すところは残してくれているのかなあと感じました。
実在した国というわけなので結局異世界ではないということですね。
クレアが絵の中からのび太の世界へ入り込んでピタゴラスイッチのあとようやく、のび太たちと会話します。
いつものほんやくこんにゃくなどの道具を駆使してアートリアへ到着。
今回の映画のオリジナルキャラクターのクレアは真面目系ではなく、やんちゃかつおてんば系でした。
アートリアの王女だと判明しますが、まだまだ幼い子供で非常にかわいげのあるキャラクターです。
王女という設定はありますが、特に王女だから…という威厳とかそういう様子はありませんでしたね。「私はこの国を守らなければー!!!」みたいなやつです。
立ち位置としてはのび太たちと偶然出会った少女くらいなものです。まあ、見た感じの年齢的には無理もないですが。
また、チョコレートを食べるクレアやチャイといったかわいさもよかったですし、魔法使いの姿をしたドラえもんが好きです。
棒を持ってましたが、いらないでしょと思いつつもそういうところが何というかチャーミングって感じでよかったです。
下の公式ツイートのドラえもんの姿です。これがいい!!!
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— 【ドラえもん公式】ドラえもんチャンネル (@doraemonChannel) March 6, 2025
いよいよ本日公開!✨🎥
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『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』
ドラえもんたちと一緒に
絵の中の世界に飛び込んで
時空を超えた大冒険の旅に出よう!
劇場でまってるよ♪https://t.co/KusoTuXq9T#映画ドラえもん #のび太の絵世界物語 pic.twitter.com/8wdW88v0oY
ひみつ道具も健在
中盤では水加工用ふりかけで巨大な城のような建造物を作り、ドラえもんのひみつ道具によるアクロバティックといいますか、壮大なシーンですね。
wikipediaによるとひみつ道具はこれほどありました!!!
- タケコプター
- はいりこみライト
- メガネ型年代測定器
- 水ビル建築機
- 水加工用ふりかけ
- 水もどしふりかけ
- タイムてぶくろとめがね
- きせかえカメラ
- グルメテーブルかけ
- メージベレー帽
- スペアポケット
- とうめいマント
- 糸なし糸でんわ
- パトボールとモニタ
- 無生物さいみんメガホン
- かるがるつりざお
- ころばし屋
- ヒトマネロボット
- グッスリロングまくら
- 万能わな
- ひらりマント
- 空気砲
- ショックガン
- 瞬間接着銃
- 本物クレヨン
- モーゼステッキ
- バショー扇
- ノビール水道管
いろいろありますねぇ。これが全部かは定かではないですが、おなじみの空気砲なども見れてなんか懐かしい感じ。ほんやくこんにゃくやとおりぬけフープもありましたね。
城に現れた悪人を追いかけるシーンで、いよいよスリリングな展開が始まります。
ジャイアンとスネ夫を間一髪で阻止し、その後のイゼールとの闘いなどなど映画ならではのダイナミックな描写が見どころです。
イゼールを止めるために戦いますが、どんどん仲間がやられてしまい、絶体絶命のピンチに…
そこで満を持してのび太の絵が登場し、起死回生の奇策で倒しきることに見事成功!!!。その後にクレアやチャイとの別れは涙のシーンでした。
絵を描く上で大事なことは…
のび太の絵について、冒頭で絵を描くのび太に対してパパが言った言葉。のび太がそれをなかなか受け入れられず、うまいへたを気にする様子があります。
絵世界の中でも同じことを言われますが、絵を通じてのび太とドラえもんの絆を強調したかったのだと思います。
ただ、この部分についてはもう少し深く掘り下げても良かったのかなぁと思いました。
最後の最後にパパがのび太の絵についてほめるシーンはあるのですが、イゼールとの闘いの中でも「のび太の思いがあってこそ解決できた」みたいな流れがあってもよかったかなぁって感じです。
絵の中に入ってとりあえずドラえもんに道具をもらっただけのような雰囲気になっていたと思うので…
『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』感想・考察まとめ
『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』は絵の中でのクレアやチャイとの出会い・別れとドラえもんの道具によるアクロバティックなムービーが見どころでした。
クレアやチャイのかわいさや、いつものドラえもんのギャグ要素もあり、楽しく観れましたし、最後の別れでは泣きそうになりました。
強いて言えばのび太の絵に対する要素はもっとあってもよかったかなぁと思いました。
まあ、そこら辺は対象とする年齢層とかもあるので微妙なところなんでしょうけど。
今年で45周年ということですが、これからも映画が続く限り観ていきたいと思います!!!
他のアニメ映画も感想書いているのでよかったらぜひ!!!