名探偵コナンの劇場版10作目「探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」には、コナン映画シリーズの中でも多くの主要キャラが登場しています。
コナン映画10周年ということで、意図的にそうした作品になっているからですが、今回はそこで登場したキャラについてまとめました。
コナン本編に一度でも登場したことのあるキャラは30人いました。(猫のゴロや変装だった白馬も含む)
その30人の中には、声の出演はありませんが、一瞬だけ映っている隠れキャラもいるので、それについても記載しています。
※ネタバレあり
探偵たちの鎮魂歌に登場する主要キャラ14人
探偵たちの鎮魂歌はオールスター感が強いですが、いつもの主要キャラは当然出ています。
いつものメンバーです。ほぼ毎回でているメンツは「探偵たちの鎮魂歌」でももれなく登場しており、出番も基本的には多いです。
ただ、円谷光彦は、探偵たちの鎮魂歌では声優が別の方へ変わっています。普段は大谷育江さんが、声の担当をしていますが、体調不良のために折笠愛さんが担当の声優となっています。
普段は事件の捜査で、目暮警部と行動を共にすることが多い高木刑事は、今回は佐藤刑事とのデートということで深くは関わりません。劇場版ということもあってか、白鳥警部が目暮警部と行動を共にしています。
ただ、佐藤刑事はミラクルランドでひったくり犯を持ち前の身体能力で捕らえる活躍を見せます。そのせいで白鳥警部にデートがばれますが・・
西の高校生探偵の服部平次を含む関西勢5人
タイトルが探偵たちの鎮魂歌というだけあり、探偵役は毛利小五郎だけではありません。西の高校生探偵の服部平次も登場します。
そのほか、関西方面のキャラも軒並み登場します。
服部平次は、腕にコナンたちと同じような爆弾をつけられて事件を捜査します。途中でコナンと合流して以降は、クライマックスまで一緒に行動するので主役級です。
遠山和葉は蘭たちとおなじく、爆弾の事情を知らずにミラクルランドで遊んでいます。
服部平蔵、遠山銀司郎は大滝悟郎にカマをかけて平次が事件にかかわっていることを聞き出します。
平次は事件解決のために大滝警部に情報を集めてもらっていました。
妃英理も登場、猫のゴロは映画初登場(2人+1匹)
小五郎の妻の妃英理も2分弱の間ですが、登場します。秘書の栗山緑と、猫のゴロも登場するので、合わせて2人+1匹です。
小五郎からの連絡を受け、現金輸送車襲撃事件について調査をします。
その小五郎が弱気な部分を見せた時は、「捜査は足で…そうじゃなかった?元刑事さん?」と元気づけるシーンもあります。
その後、秘書の栗山緑に電話の相手について聞かれますが、上機嫌でゴロと話す様子から小五郎からの電話だと見抜きます。
ゴロは映画だと初登場ですが、ゴロの声は原作者の猫の声を使っているようです。
登場シーンがごくわずかで、猫の声なので知らないと気づきようがないですね。。
妃英理は、10作目までは映画シリーズに結構出ていて、「探偵たちの鎮魂歌」は4回目の登場でした。しかし、次に登場するのは22作目の「ゼロの執行人」なのでだいぶブランクが開くことになります。
怪盗キッドも白馬探に変装して登場
怪盗キッドは美術館からダイヤを盗んだことで命を狙われ始めます。
始めは、コナンと小五郎の頭上を飛び去り、ハンググライダーで美術館のビル付近に現れます。
その後、本編では白馬探の姿でコナンや平次ともに事件の調査を行います。
白馬探はまじっく快斗に出てくる探偵ですが、名探偵コナンでも一度だけ過去に登場しています。あとで触れますが、アニメ第219話「集められた名探偵!工藤新一VS怪盗キッド」の後半で、原作では30巻に収録されています。
園子のIDについていたペンキが伏線
探偵たちの鎮魂歌の中では、怪盗キッドが白馬に変装したことが明らかになるシーンはありません。
しかし、探偵たちの鎮魂歌の中で、白馬=怪盗キッドだとわかる伏線があります。
ちなみ、白馬は服部と事件の調査中に、服部の携帯電話をこっそりくすねるシーンがあります。それも、キッド=怪盗キッドを示す伏線となっています。
とはいえ、白馬のIDにペンキが付くシーンは一瞬でしたし、初見では気づけるか微妙ですね。。
クライマックスでキッドが爆弾を回収した後でコナンが、捜査中にキッドが一緒にいたことを見抜いていたような話をしますので、それで見ている側もある程度わかるかもしれません。
園子のIDが爆発しなかった理由
園子のIDは爆発していないことも、一見すると疑問に思います。
園子のIDは犯人が用意したものではありませんでした。園子が蘭とミラクルランド内で遭遇した際に、ミラクルランドに鈴木財閥が絡んでいたのでIDを持っていたことを話します。
なので、爆発はしなかったのですが、それもややわかりづらいですね。
ちなみに、コナンが爆破のタイマーを止めた後、千葉刑事が園子のIDを爆弾付きだと勘違いして、回収したことで元太の爆弾付きのIDを回収しそびれています。
千葉刑事は目暮警部に対し、
千葉刑事「警部。例のID、すべて回収しました。数もあっています。」
といっています。実は、レストランで爆弾付きのIDを回収しているシーンで、元太が画面右上からハンカチで手をふきながら光彦と歩美のところへ歩いてくるシーンがあります。
細かいのでかなりわかりづらいのですが、
1.元太はトイレに行っていたため、千葉刑事が元太のIDを回収しそびれた
2.かわりに、園子のIDを回収したため数の誤りに気づけなかった
と推察されます。
探偵たちの鎮魂歌を見る機会があれば、注意して見ればわかると思います。
たまに出てくる警察の面々も4人登場
目暮警部や高木警部と異なり、たまに登場する警察関係の人物も登場します。
中森銀三は怪盗キッド関係なら毎度出てきますが、今回も登場します。ただし、登場時間は短めです。
横溝重悟は、神奈川県警の刑事です。サンゴの頭で知られる兄の三悟よりも劇場版の登場は先となりました。爆弾の爆発から子供を守るために、爆破の衝撃を受けたため負傷してしまいます。
隠しキャラとして山村ミサオや宮本由美が出ている
山村ミサオと宮本由美はセリフはありませんが、一瞬だけ姿が映っています。
山村ミサオは、ミラクルランドにおばあちゃんといっしょにいる姿を見れます。
高木刑事のもとへ佐藤刑事がカレーを持ってくるシーンの背後に映ります。青いシャツを着ています。顔は微妙に違うような感じです。
宮本由美は、高木刑事たちとともに終盤のレストランにいる姿が2回ほど見れます。青い服を着て、千葉刑事の近くに立っています。声はありません。
交通課のはずなのに、なぜ捜査一課の刑事と一緒にいるのかは謎です。たまたまミラクルランドにいたから駆り出されたのでしょうか?
茂木、槍田の探偵2人は過去話に登場している
冒頭の爆破シーンで登場するりゅうと呼ばれる探偵は、犯人にお金をもらって演技をしていただけで、過去に登場はありません。
ただし、同じように死んでいった探偵として「茂木」、「槍田」の名前を上げます。その二人の写真姿での登場のみで、当然声はありません。
この二人の名前をだしたのは、毛利小五郎を信じ込ませるためのでたらめだったので死んではいないようです。この二人は本編に1度だけ登場済みです。
アニメ第219話「集められた名探偵!工藤新一VS怪盗キッド」の後半で、原作では30巻に収録されています。白馬探もこの話で出てきます。
この二人をリアルタイムで映画を見ているときに気づけた人は相当なコナンマニアでしょうね。
まとめ
探偵たちの鎮魂歌の登場キャラについて、過去に一度でも登場したことのあるキャラ30人をまとめました。
中には、声がない隠しキャラもいて、相当なコナンマニアじゃないと気づけないような人物もいますね。
探偵たちの鎮魂歌が上映されたのは2006年です。当時でもキャラは多く、総勢30人の出演でしたが、今となっては30人どころではないでしょう。
オールスター系の映画を作るとなったら収まり切らなそうですね。。
公安、赤井&FBI、関西、長野県警・・・いろいろいますね。
もし、そのような映画が上映されるとなったら、また数えてみたいと思います。