劇場版名探偵コナン23作目「紺青の拳(フィスト)」は2019年に公開された映画です。
この作品は名探偵コナン映画シリーズでも人気がある作品として知られており、2019年の興行収入ランキングでは2位の93.7億円となっています。
ちなみに、1位の「天気の子」は141.9億円で、1位とは48.2億円もの差があります。
しかし、3位の「キングダム」は57.3億円で、3位とは36.4億円も差がありますから、大ヒット映画と言って間違いないでしょう。
ところが、紺青の拳を"つまらない"とか"ひどい"などという意見が一定数存在しています。
そこで今回は紺青の拳の評判・口コミをもとにひどいなどと言われる理由を見ていきたいと思います。
※ネタバレあり
紺青の拳の感想-つまらない理由
紺青の拳において、つまらないといえる理由は個人的には以下です。
これらについて詳しくみていきます。
設定に無理がある
紺青の拳ではコナンはシンガポールへ荷物に紛れて入国していました。まずそんなのが通っているのが、おかしいと感じてしまいました。
もちろん、それを言い出したらコナンの存在自体に無理があるのでしょうが…
さらに、京極真のアクロバティックな格闘が人間をやめていますね…
確かに原作漫画でもたびたび、奇想天外な動きを見せてはいましたが、船の上の戦闘はすごかったですね。
面白いと思える反面、コナン映画では現実離れしたアクションが毎度のように続くので、なんか興ざめみたいな感じもしてしまいます。
怪盗キッド関連がワンパターンぎみ
紺青の拳では怪盗キッドが登場しますが、なんか「また、こんなパターンね」みたいな気分になりました。
どういうことかというと、怪盗キッドが犯人に狙われて、コナンと協力するみたいな展開が多いなという感じです。
コナン映画だと「探偵たちの鎮魂歌」や「業火の向日葵」がそのパターンな気がします。
さらに、工藤新一に変装するというのも何回か出てきたパターンです。
特に映画では、「探偵たちの鎮魂歌」以外でそのパターンが出てきているので、正直なところ「またこのパターンね」ってなってしまいました。
まあ、これはコナンをずっと見てきたからこそだと思うので、過去のコナン映画を見ていない視聴者からしたら、感じることはないのでしょうが。
怪盗キッドと京極真の絡みが少ない
紺青の拳では京極真が初登場で、主役級の立ち位置にあります。
京極真はレオンにそそのかされてキッドと対決する場面がありますが、個人的にはもっと見たかった気がしました。
紺青の拳という映画の目玉の一つだと思うし、京極に狙われて苦戦する怪盗キッドというのも、いままでにない感じで面白そうだからです。
原作漫画でも一度対決したのですが、もっと見たいという意見は私だけでしょうか?
もっとも、園子と京極の関係についてフォーカスした作品は初めてだったのでその部分については楽しめました。
Amazonレビューの意見まとめ
紺青の拳の評判や口コミを調べるためにAmazonレビューから意見を拾ってきました。
Amazonのレビューを見るとおおざっぱに以下のような意見がありました。
およそ40件くらいから拾ってます。
- 単なるアクション映画だった
- 犯人が読めやすい
- 中途半端な英語が酷い
などの意見があるようです。レビューは下から見ることができます。
Amazon.co.jp:カスタマーレビュー: 劇場版 名探偵コナン 紺青の拳
単なるアクション映画だった
この意見がとても多かったです。40件中8件くらいはこの内容でした。
特に、終盤の京極真が園子を背負ったままの格闘のところに関して、
- 「無茶だろ」
- 「ドラゴンボール」
などのコメントがありました。
コメントを見ていて「ドラゴンボール」という意見が4件くらいあったのですが、京極真の動きは確かにドラゴンボールっぽいですね…
ただ、アクションについては面白いという意見もあったので、賛否両論というところでしょう。
紺青の拳のタイトルみんな間違えてるんですけどあれ「ドラゴンボールZ 紺青の拳」ですよ
— Rubberchip (@rubberchip) July 22, 2020
犯人が読めやすい
名探偵コナン映画のアクションに並ぶもう一つのメイン要素であるミステリーについてのコメントです。
犯人はレオンと見せかけて実はリシという流れですがそれについて、
- 「正直あまり驚きがなかった」
- 「レオンが知的であってほしい」
という意見がありました。
レオンは最初は狡猾で手ごわそうなイメージですが、だんだんボロが出てくる感じは確かにありますね。
それゆえに、レオンのほかに真犯人がいるというのが、なんとなくわかる感じは正直あったような気がします。
なお、声優マニアになると声だけで犯人がわかるようです!?すごい!??
犯人のリシ役の声優は梶 裕貴(かじ ゆうき)さんで、代表作は以下です。
梶さんとコナンっていったら犯人しかなかったイメージ(733話と紺青の拳)
— 𝕊ⁿᵒʷ (@conanlove3732) September 18, 2021
紺青の拳は梶くんだったから速攻で犯人
— おと☺︎@停止 (@oto__stpr) December 3, 2020
分かったから出てきた瞬間お姉ちゃんと
顔見合せちゃったよ笑
中途半端な英語が酷い
この意見も2つくらいありました。ゲスト声優に対する意見です。
正直、私は英語の発音はまったく気にしていませんでした。
英語のシーンは字幕がでていますし、元の英語から何を言っているかを聞こうとしていませんので…
ただ、英語を普段から使うレベルの人であれば、もしかしたら違和感があったのかもしれません。
参考までに、ゲスト声優の山崎育三郎さんと河北麻友子さんは、ともに英語には精通されている方のようですね。
【初出演】映画『名探偵コナン 紺青の拳』ゲスト声優に山崎育三郎&河北麻友子https://t.co/NqpY51pVai
— ライブドアニュース (@livedoornews) February 3, 2019
2人の台詞はほとんど英語で、米への留学経験がある山崎と、NYで生まれ育った河北に白羽の矢が立ったという。 pic.twitter.com/nx7vFIrdvY
イギリス英語で先生をつけて、一ヶ月猛特訓をしてくださった山崎さん。ですが、現場でアメリカ英語に直されてしまったらしく、アクセントを付ける部分が違うとのことで、かなり修正したそうです。笑
— 劇場版名探偵コナン【公式】 (@conan_movie) March 14, 2019
とっっても流暢な英語なので皆様、ご期待くださいね!#紺青の拳
紺青の拳の評判まとめ
この記事では、紺青の拳がひどいと言われる理由についてまとめました。
Amazonレビューの意見を踏まえると
- 単なるアクション映画
- 犯人がわかりやすい
- 中途半端な英語がひどい
という理由が上げられるようです。
確かに、アクションよりな部分はあると思いますが、個人的には園子京極にフォーカスしていて新鮮さもあったので面白い要素もあったと感じています。
ただ、先に述べた通り、せっかく怪盗キッドと京極真が出ていたのでもっと絡みを見たかったというのがありました。
近年は安室や赤井関連の映画が増えているので、次に園子や京極や怪盗キッドにフォーカスされたときはもっと絡みを見てみたいところです。