名探偵コナンに登場する吉田歩美。
小学一年生の女子で元太や光彦とともに少年探偵団を結成しています。
性格は純粋無垢（じゅんすいむく）という感じで元太や光彦と比べても、とがったところはないといえるかもしれません。
しかし、そんな純粋さが災いしてか、時折、直球すぎて他人の痛いところを突く言動がありますよね？
そこで、今回は歩美ちゃんのある意味”黒い”という一面が見られる回をまとめてみました。
ひどいと思える内容もありますが、かわいさや純粋さのしるしといえますね。
※ネタバレを含みます。
歩美ちゃんが黒い回まとめ
第4話「大都会暗号マップ事件」
1996年1月19日放送（シーズン1)
原作漫画では4巻に収録されています。
偶然、暗号の紙を入手したコナン達ですが、それは強盗団が隠した金貨のありかを示していたものでした。
暗号を解く過程でその強盗団にコナン、元太、光彦、歩美は捕まってしまいます。
そして、コナン以外の元太、光彦、歩美の三人は強盗団に殺されるのではないかと不安になってきました。
そして、その殺され方を想像しますが…
歩美が想像した殺され方は…
セメントで固めて海に落とされる！
本当に小学1年生の少女ですか？普段どんなテレビや本を見ていたのか。
ちなみに
- 光彦：燃やされる
- 元太：銃で撃たれる
とこちらはまあまあ理解できる内容でした。
最初のほうということもあり、ダークな要素を出していた歩美ちゃんですが、時がたつにつれて、このような要素はなくなっていきます。
第12話「歩美ちゃん誘拐事件」
1996年4月15日放送（シーズン1)
原作漫画では9巻に収録されています。
かくれんぼしていた際に公園のそばに停めてあった車のトランクの中に入ってしまった歩美ちゃん。
車はそのまま走り出してしまった後、トランクの中で血まみれの女の子の首を発見してしまい、号泣してしまいます。
探偵団バッジで通話していたコナンに、「泣かないように楽しいことを考えろ」と言われた歩美は…
元太が階段から転げ落ちてタンコブを作ったときにクマさんみたいだった
ことを思い出し大爆笑。他人の不幸を笑っています（笑）
しばらく笑い続けていたため、コナンから
「いいよもう・・・何も考えなくて・・・」
と呆れられました。
この先、歩美は何度か元太を馬鹿にしたような発言をすることになるのでした。
第81・82話「人気アーティスト誘拐事件」
1997年11月17日・11月24日放送（シーズン2)
原作漫画では15巻に収録されています。
偶然出会った高山みなみとファミレスへ行ったコナン達。
高山みなみといえば、コナン役の声優でありTWO-MIXのボーカルとして知られていますが、名探偵コナン本編にも本人役で登場します。
ファミレスでは光彦が突然にコナンとみなみさんの声がそっくりとメタ発言をします。
そして、みなみが「それならカゼを引いたときにコナンに代役を頼もうか」というと
ダメよーだってコナン君・・・音痴だもん（ハート）
歩美ちゃんはコナン音痴ネタを笑顔でいじりました。
歩美ちゃんとしてはコナンが音痴ということを馬鹿にするという意図はないのでしょうが、コナンの気持ちを考えて！
なお、コナンはすでに園子に音痴ネタでいじられており、踏んだり蹴ったりです。
第126・127話「旅芝居一座殺人事件」
1998年11月30日・12月7日放送（シーズン3)
アニメオリジナルの話です。
蘭園子の同級生の伊藤玉之助という人物が登場します。
その玉之助が所属している劇団の劇場に行くことになりました。
劇場では妹のめぐみ(7)がコナンにベタベタ絡んできます。
兄の玉之助の幼いころにそっくりなことから親近感がわいたようで、初対面ながらコナンの腕に抱き着いてきました。
それを見た歩美は嫉妬し
何あの子！
と言いながら怒った様子。
戦意むき出しの歩美ちゃんは貴重ですね。
第212・213話「キノコと熊と探偵団」
2000年11月6日・11月13日放送（シーズン5)
原作漫画では27巻に収録されています。
きのこを狩りに山へきた少年探偵団たち。
まつたけが知識の実だと聞いた際に歩美は…
知識の実なら元太君いっぱい食べたほうがいいよ！
と笑顔でいいます。
ことあるごとに元太を馬鹿にする歩美ちゃんって・・・
阿笠博士やコナンもいよいよ説教したほうがいいかも？
第242話「元太少年の災難」
2001年7月16日放送（シーズン6)
原作漫画では30巻に収録されています。
とある事件を目撃したことで元太が犯人に狙われていますが、コナン達によって元気を取り戻していきます。
帰り際、アイスクリームを食べる元太に歩美は
またおデブになっちゃうよ
さらに
それ以上おデブになったらブタさんに笑われちゃうよー（ハート）
と相変わらず元太に厳しいです。
これじゃあただの悪口ではないか？
第246・第247話「網にかかった謎」
2007年8月13日・8月20日放送（シーズン6)
原作漫画では31巻に収録されています。
海へ訪れた際に蘭が「灰原に避けられているのでは」と話し、やや暗い顔をします。
それを聞いていた歩美は灰原が蘭のことをほめていたといいますが…
だって灰原さんコナン君に言ってたもん！
「安産型でよかったね」って！
蘭を励ますためだったのか、変な会話を拾ってしまった歩美・・・
発言は灰原なので歩美ちゃんの非はそこまででもないかも？
しかし、この話ではもう一つひどい発言があります。
事件の捜査の過程で横溝兄（サンゴ）が泳げないのではという話題がでたときに、
せっかくサンゴみたいな頭してるのに・・・
と頭の形を馬鹿にしてるような発言をします。
そもそも、頭の形と泳げるかは関係ないよね？
第409・410話「同時進行舞台と誘拐」
2005年8月8日・8月15日放送（シーズン10)
アニメオリジナルの話です。
126話・127話以来に伊藤玉之助、その妹伊東めぐみ(7)が登場。
そして、冒頭で伊東めぐみがコナンの演技を褒めてべたつきます。
それを見た歩美が怒り、
どういたしまして！（怒）
とめぐみを押しのけます。
なお、この話は冒頭の絡みで歩美やめぐみの出番は終了となってしまいます。
第507・508話「カラオケBOXの死角」
2008年6月30日・7月7日放送（シーズン13)
原作漫画では59巻に収録されています。
話自体は59巻・60巻にまたがっていますが、歩美が登場するのは59巻の部分のみです。
冒頭のシーンの際に本屋でサンデーを立ち読みしています。
元太が「見ろよこいつ、バカだよなー」と笑いながら言うと
元太君みたーい！
歩美がまた元太を馬鹿にしています。もちろん歩美は笑顔です。
元太もいい加減怒ってもいいんだよ？
なお、この後でコナンがカラオケに行く展開となり、歩美の出番はここで終了です。
第549・550話「回転寿司ミステリー」
2007年8月13日・8月20日放送（シーズン14)
原作漫画では63巻に収録されています。
阿笠博士と少年探偵団たちで回転寿司に行く話です。
元太、光彦、歩美は回転寿司に行ったことがなかったため、コナンが回転寿司のルールを説明しながら3人は皿を取っていきます。
説明がひと段落した後でコナンもエンガワを食べようと回る皿に手を伸ばしますが…
あ、コナン君のはもうとってあるよ！ほら！
何を思ったのか？コナンのために皿をとっていたといいます。
そのネタは
とアニメと漫画で異なります。
いずれにしろ、同じネタばかりを勝手に他人のためにとるとはいい迷惑です（笑）
ちなみに、ネタを選んだ理由は
とアニメ版のほうがかなり身勝手です。
アニメ版のセリフは
歩美イクラ大好き！コナン君もいっぱい食べて！
笑顔でこんなこと言われながらイクラ7皿はきつい・・・
劇場版7作目「迷宮の十字路」
2003年4月19日公開
この映画ではオリジナルの登場人物として綾小路警部が登場します。
彼の特徴と言えばシマリスを連れていること。
そして、綾小路警部は映画のラストでシマリスを親友と豪語しました。
それを聞いた歩美が
人間のお友達少ないの？
と厳しい一言を浴びせます。
綾小路警部はその後何度か登場しますが、友達は残念ながら出てきていません。図星だったかも知れませんね？
劇場版12作目「戦慄の楽譜」
2008年4月19日公開
戦慄の楽譜（フルスコア）で登場するオリジナルの登場人物の秋庭怜子。帝丹小学校OGのよしみということでコナン達の合唱指導を引き受けます。
実際に歌を聞いたあと、秋庭は一人一人丁寧に指導している姿が見れます。
ところが、最後にコナンに向かって
秋庭「問題は君！最初から最後まで外れっぱなし。わざとじゃないでしょうね！」
と、容赦ない一言を放ちます。
横でそれを聞いていた歩美はこれに怒り、コナンのフォローに入りますが・・・
「わざとじゃないもん！コナン君は音痴なだけだもん！」
このセリフはのあと園子は大爆笑し、周りの子供たちも一斉に笑います。
歩美に悪気はなく、真面目に歌っているということを言いたかったのだと思いますが、正直に答えすぎて逆にとどめを刺してしまいました。
歩美ちゃん黒い回まとめ
今回は歩美ちゃんの純粋さが余って黒い一面が出る回をまとめてみました。
悪気がないにしても元太を馬鹿にした発言やコナンの音痴を強調する言動は、さすがにひどいですね（笑）
小学1年生だからまだ許される面もあるのでしょうが、どこかでこのようなくせは直す必要があるんじゃなかろうか？
コナンのいろいろな小ネタをまとめているのでこちらもよかったらぜひ！
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