至高のアニメ思考

アニメ、漫画の感想や考察を中心に書いてます!名探偵コナン、ポケモンアニメを主に扱っています。

MENU

【水星の魔女感想】スレッタはちゃんと主人公していた

(PR)本ページはプロモーションが含まれています。

youtu.be

2022年度に始まったガンダムシリーズの最新作「機動戦士ガンダム 水星の魔女」

 

2023年の4月から2クール目の放送が始まり、いよいよ最終回を迎えました。

 

ということで最終回を終えての感想を書いてみました。

 

1クール目も感想書いてます。

【水星の魔女感想】1クールが終わった感想!

水星の魔女最終回を終えての感想

 

 

「人殺し」発言の行く先は

まず、1クール目では今までのガンダムと違い、学園生活の中でのコメディ要素が強めの話でした。

 

で、1クール目の最後にようやくガンダムシリーズならではともいえるような戦いがスタート・・・

 

という流れ。

 

1クール目の衝撃のラスト

「人殺し」

発言の後でどのように話が続いていくのかといろいろ考えさせられ・・・

 

からの2クール目スタート。

 

気になるスレッタとミオリネの関係ですが、全然絡まないじゃないの!

 

なんか、二人はギスギスしながら話が進むのかと思いきやそんな要素はなし。

 

当然、話が進んできたらそこも解決するんですが、なかなかじらしてきてましたね。

 

スレッタのほうもソフィに絡まれていろいろあって。

プロスペラの存在

スレッタがなかなか絡まないかわりに、ミオリネと絡み始めたのは、スレッタの母のプロスペラのほうでした。

 

まあ、プロスペラは本性がつかめないな感じで描かれていて、

悪い人なのかそれともいい人なのか?

これが見るたびによくわからなくなっていきました・・・

 

とりあえず、プロスペラって基本的な印象はやっぱり悪じゃないですか。

 

ミオリネを自分のためにうまく利用して。

 

でもスレッタの母親としてのふるまいは本物っぽくて、スレッタが人を殺してしまった件だって間違ったことは言ってないですからね。

 

それに、明確な悪そうな人がほかにもいたのでね。

 

この敵か味方か謎の存在がやっぱり、水星の魔女の面白さの一つだと言えるでしょう。

 

そして、プロスペラは敵か味方かだけでなく、母親としてもどうなんだというところも賛否ありそうなのもまた味がありますね。

 

スレッタに対する態度は母親としての愛なのか、それともただ利用しているだけなのでは?みたいな気持ちを見ている側に抱かせます。

 

ミオリネやグエルの父は、表向きの態度は厳しくても子供に対する思いは本物っぽいっていうのが、明確に表れていたのですが、プロスペラは子供に対する思いも本物かよくわからない感じでそこも面白みの一つです。

 

寮のメンバーも団結

2クール目の見どころは、寮のメンバーなどが一つになっていくところ。

 

スレッタミオリネだけでなく、他のメンバーも徐々に一体感を取り戻していく姿は、丸い展開と言えるでしょう。

 

1クール目の終わりでいろいろ先行きが不安視しれたニカもなんとか戻ってきてくれて、なんかうれかったです。

 

過去のガンダム作品ならあるいは、そのまま戻らないとかありそうだなーっていう気もしたので、そこは穏やかというか広い年代層向けの部分もあるのかもしれません。

 

2クール目の後半でペトラが巻き込まれたところとか、まさに、昔ならどうなっていたかと思わざる得ない展開でした。

戦闘は抑え目か

2クール目となりますが、戦闘は終盤までほとんどない印象でした。

 

新たなガンダムモビルスーツなどが次々と出てくるとかではなく、戦闘要素は抑え目なのかなあと感じました。

 

もちろん、最終版にはあるのですが、途中まで戦闘が少な目という印象なのは、話の構成上は仕方のないのかもしれません。

 

宇宙戦艦に乗ってどこかを目指すとかそういう流れではないのでね。

 

でも、戦闘シーンはよかったです。グラフィック的なところはもちろんですが、シャディクだったりラウダだったりが、感情をあらわにして叫ぶ感じが見れて熱いものを感じます。

 

もちろん、それまでの決闘の中で叫んでいるシーンはあったのですが、やっぱり宇宙空間の中での命がかかった戦い中でこそという部分はあるんですよね。

 

あとは、終盤の激しい戦闘の中でも主要な人物の死者が出てないというのも、現代風なのかなあという気がしますね。

まあ、それはそれでいいと個人的には感じてますが。

スレッタの主人公ぶり

スレッタが逆にミオリネを救う展開は熱いですね。

 

一時はエアリアルを失うなどで失意のスレッタ・・・と思いきや寮の仲間の力で蘇り、そして、プロスペラの策略にのせられたミオリネを励ます。

 

やっぱり、主人公の成長はこの手のストーリーには欠かせない要素ですね。

もちろん、最初から「この主人公は最強です!精神面でも隙がほとんどない!」みたいな作品もたくさんあったりして、それはそれでいいです。

 

でも、初期のスレッタはガンダムの操縦能力は優れていますがおどおどしっぱなしで、まともに会話できない状態だったと言っていいレベル。

 

人によっては「好きになれない主人公」のにおいを感じていてもおかしくないかなあというところから、最終版ではいい主人公になったという気がしています。

 

ミオリネを助け、自分の意志で母に立ち向かう姿は、もはや主人公が女性だとか、女性同士で婚約だとかいう、現代のトレンドに合わせるための「撒き餌」みたいな要素を完全に忘れさせてくるものではないでしょうか。

 

ただ、最終版を見てて思ったのは最終的にどうやってスレッタが生還したのかがなんかよくわからなかったなあというのがあります。

 

ガンダムがなんか4体くらいになって終わっていたのですが、何がどうなったのかというのは結構雰囲気で捕らえている部分はあります。

目一杯の祝福を君に

最終回である第24話のタイトルが「目一杯の祝福を君に

これは何を意味してるのか?

 

「祝福」とは文字通り祝うこと。具体的にどうするかははっきりとはしていないが、ストーリー的には前に進むこととかか?

 

だから、誰かのために目一杯前に進むことで未来が開けるということを暗示しているのではという風に感じました。

 

「進めば二つ」というのは常にスレッタの中にあった言葉。

 

個人の予想ですがタイトルの意味は、スレッタは苦難の状況でも前に進み続けることを選び、それがミオリネを救い、そのほかのみんなを救ったということなのかもしれないですね。

 

1クール目のOP「祝福」と相まってなかなか濃い味のある演出でした。

水星の魔女の感想まとめ

機動戦士ガンダム 水星の魔女 vol.1(特装限定版) [Blu-ray]

機動戦士ガンダム 水星の魔女の感想を書いてきました。

 

ざっくりとした総評としては、

1クール目の序盤は特に過去のガンダム作とは違った感じの展開ではありましたが、徐々にシリアス目の展開になり、最後にはスレッタの主人公さが際立っていていい感じで終わりを迎えたのではないかと思います。

 

戦闘シーンはややボリュームが抑え目感がありますが、最終版の戦いは熱い要素が十分にあると感じました。

 

登場人物や設定の理解はやや大変ではありますが、ロボット系をあまり見ない人でも楽しめる内容ではないでしょうか。

 

また、ガンダムシリーズを好む人からは序盤の流れを嫌う意見を目にすることもありましたが、これもまた現代のガンダムシリーズとして、高評価していい作品だと感じています。

 

アマプラ勢のため木曜視聴で見てました。

アマプラ勢の方はぜひ見てみてください!

機動戦士ガンダム 水星の魔女を観る