「劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション 裂空の訪問者 デオキシス」(2004)はポケモン映画シリーズの第7作目の作品です。
今作の特徴といえば、今作から同時上映作品がなくなり、上映時間が99分と長くなっています。
今回の記事ではそんな「裂空の訪問者 デオキシス」を見たことがなかったので、見てみた感想、考察、レビューを行っていきたいと思います。
「裂空の訪問者 デオキシス」レビュー・考察・感想
デオキシスは宇宙人のイメージ?
そのためか今までの劇場版に比べて見た目に魅力がないです。
前作のジラーチみたいな可愛さもなければ、ミュウツーやルギアみたいなかっこよさも感じなかった・・・。
エヴァンゲリオンに出てくる使徒にいそうと思ってしまいました。
宇宙からきたポケモンということで、宇宙人ぽい姿にしようという制作側の意図があったのかもしれませんが、デオキシスはポケモン映画シリーズの中でも1番魅力がなかったです(笑)
言葉を話さないうえに、声から感情がわかりません。
電子音なのかわかりませんが単調な声に聞こえます。表情も見えずなんともよくわからない存在です。
今作は見た目で勝負する感じではなかったのかもしれません。
この映画ではレックウザやプラスル、マイナンなどがいたので見た目はそっちで補う感じかも。
映画オリジナルの登場人物が多い
映画オリジナルの登場人物がポケモン映画シリーズの中でも多いです。
映画の主役級の少年トオイ(声:日高のり子)を始め、サトシたちと行動する人物が8人いました。
一応それぞれに役割はあって、影が薄い人とかはいません。
もちろんメインのタケシ、ハルカ、マサトもそれなりに出番があった印象です。
特にタケシは料理を作って和ませたり、博士の助手のユウコ(声:上原多香子)やトレーナーのヒトミ(声:ベッキー)によく絡んでいます。
中盤から終盤にかけては、分身から避難するところや地下からの脱出などピンチの場面で、みんなで協力するなどドキドキ感を出してくれます。
それはまあいいとして、ロケット団の出番がシリーズを重ねるごとに少な目になってきているのが寂しいです。
今作もサトシとの絡みはなし。
おなかをすかせていたり、発電機で充電しているだけ・・・
トラウマがひどくならなくてよかった
サトシはポケモンにトラウマをもっているトオイを強引にポケモンバトルへ誘いました。
まあ、サトシの責任は半分くらいかもしれませんが、ユウコにトオイのトラウマを直すように頼まれた後もかなり力づくでした。
タケシがいたから人同士の仲はなんとかなったものの、トオイのトラウマがひどくならなくてよかった。
むしろ「よくひどくならなかったな?」って感じがしましたね。
とはいえ、サトシたちの熱意もあって徐々にトラウマも克服していく流れはいいですね。
サトシのせいでポケモンを嫌いになったりするなんてシーンは見たくないですからね。
さすがにないだろうけど。
レックウザVSデオキシスの空中バトル
デオキシスはレックウザ(声:小西克幸)とバトルする場面が非常に多いです。
アニメ映画といえばアクションというのは、制作側としてもあるのでしょう。
序盤からバトルシーンがあり、子供向けアニメ感はやはりあります。
映画タイトルにも「裂空の訪問者」とありますし、レックウザも主役級のポケモンではあるでしょうね。
デオキシスよりはかっこいいのでね・・・
ストーリーは謎解き要素がある
デオキシスはなぜラルースシティに現れ、街を襲撃するのか。
トオイの友達とはいったい何か。
というところはこの映画の見どころですね。
トオイの友達という存在とデオキシスが何か関係がありそうなのは、なんとなくわかりますが、その真相は一度映画を見ただけでは気づきにくいかも。
見終わった段階で振り返ってみると、化石みたいなやつの色が微妙に違っているとかそういったのでわかるのかもしれないですね。
まだ見ていない人は初見でデオキシスの真相がわかるか試してほしい・・・。
何気ないシーンがのちに効いてくる
序盤で出てきた何気ないようなシーンがのちに効いてきたなあという印象があって、制作側もなかなか練っているなあという印象を持ちました。
例えばパンを吐き出す機械をデオキシスの分身が運ぶところとかは、冒頭の南極でのシーンとつながるところがあったりしていて、なかなか面白いです。
ゴンベもただのギャグ要因ではなく、活躍の場があったりといろいろつながっている感がありますね。
「裂空の訪問者 デオキシス」レビュー・考察・感想まとめ
「裂空の訪問者 デオキシス」はデオキシスとレックウザの激しい戦いや、ハイテク都市でのサトシたちの活躍が見どころという作品でした。
デオキシスは宇宙のイメージからか、かわいげはないポケモンでしたが、レックウザなどの様々なポケモンの活躍があります。
デオキシスが街を襲う理由や、トオイのトラウマを克服する流れなどは、大人がみても楽しめる要素ですね。
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