「劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール ギラティナと氷空の花束 シェイミ」(2008)はポケモン映画シリーズの第11作目の作品です。
映画タイトルの氷空は「そら」と読みます。
この映画は前作とストーリーがつながっていていて、神々の戦い三部作の第二章ということになっています。
今回の記事ではそんな「ギラティナと氷空の花束 シェイミ」を見たことがなかったので、見てみた感想、考察、レビューを行っていきたいと思います。
「ギラティナと氷空の花束 シェイミ」レビュー・考察・感想
いきなりディアルガが登場
前作のポケモン映画「ディアルガVSパルキアVSダークライ」で登場したディアルガが冒頭で出てきます。
前作の流れを引き継いだのはポケモン映画シリーズでは今作が初めてです。
といっても、映画のストーリーにそこまで深く関わる内容でもないですので、「ディアルガVSパルキアVSダークライ」を視聴していなくても問題ないレベルです。
ディアルガがギラティナのいる反転世界に現れますが、ギラティナはそれをよしとせずに追い出そうと激しいバトルに。
ディアルガとギラティナのバトルの末に、ギラティナが反転世界から現実世界に帰れなくなってしまい今作の物語が始まります。
シェイミはかわいい系だがちょっと性格が・・
タイトルにはもう一匹のポケモンの名が。
そのシェイミ(声:山崎バニラ)もその反転世界の中から出てきます。
ギラティナと異なり、シェイミはハリネズミみたいな小動物のポケモンです。
かわいい系のポケモンですが、性格はかなりひねくれています。
テレパシーで人間の言葉を話しますが、大したことをしていないのに「感謝するでしゅ」と言ってきたり、サトシに向かって一方的に「お花畑に連れていくでしゅ」などと言ってきます。
ロケット団のニャースにも「生意気なやつにゃ」と言われており、過去のポケモン映画のなかでも異色の存在です。
こんなポケモンがいきなり出てきたらさすがにキレますね・・・
シェイミは「グレデシア」という花の花粉を吸うとスカイフォルムという別の姿に変身します。
変身後は犬みたいになり、性格のとがった部分もなくなります。
スカイフォルムならまあ許せますね。
そして、その名の通り空を飛べるようになり、サトシやヒカリのポケモンたちとともに活躍してくれます。
フォルムチェンジしたシェイミのほうが、りりしさもあるし、でもかわいさもあるしで個人的には好みです。
ギラティナの力を利用するゼロと戦う
映画のストーリーはギラティナの力を利用して反転世界の王になろうとするゼロ(声:中村獅童)という男の陰謀と、「グレデシア」の花畑へ向かうシェイミやサトシたちの冒険が交錯します。
ギラティナは反転世界だとオリジンフォルムという上のぬいぐるみ画像みたいな姿になるのですが、なんかムカデとクモが合体したような感じですね。
ちなみに現実世界が下の画像。アナザーフォルムという名前。
どちらかというとこっちのほうが個人的には好きです。
足がないと"虫感"が若干するんですよね。
足が6本あるこっちのほうがブラキオサウルス感があって、かっこいい気がしますね。
コイル軍団
このギラティナを狙うゼロという男もポケモンを持っていたのですが、なぜか繰り出してきたのはなぜか大量のコイルたち・・・
電気タイプのポケモンだからなのかわかりませんが、画面いっぱいにコイルたちが映る姿は異様です(笑)
特に磁力がどうこうというテーマ性もありません・・・
コイルが人気なのかよくわかりませんが、コイルファンにはうれしいのかもしれませんね?
ちなみに声はゴルゴ松本氏です。
ゼロと反転世界でサトシは戦う
このギラティナを狙うゼロという男はメガリバという母艦に乗っていて、ギラティナを捕らえようとしていましたが、サトシたちによって母艦は破壊されました。
ルギア爆誕のジラルダンが乗っていた乗り物と雰囲気は似ていますね。
クライマックスではサトシとゼロが反転世界の中で戦うことに。
反転世界の氷柱を壊すと現実世界の氷河が崩れて雪崩になり現実世界のヒカリたちもピンチになります。
なので、反転世界だからといってほったらかしにできない・・・
反転世界でのバトルは苦戦を強いられてしまいますが、シェイミやギラティナと協力してゼロを打ち破ります。
反転世界での戦いは今までのポケモン映画にない独特な雰囲気で、見ている側の緊張感も高まりますね。
なお、反転世界は場所によって重力が異なるみたいな設定があったようですが、最後の戦いでは終始飛んでいたためか、ほぼ関係なさそうでした。
レジギガスが守ってくれる
現実世界では氷河によって、街が飲み込まれるピンチになりますが、レジギガス(声:相馬幸人)がマンムーを連れてきて氷河を止めてくれます。
レジギガスがなぜそこにいたのかとかは、何も説明がなかったですが、氷河によって埋もれていた祠にいました。
ヒカリやタケシのポケモンとともになんとか耐えることに成功しました。
「ギラティナと氷空の花束 シェイミ」レビュー・考察・感想まとめ
「ギラティナと氷空の花束 シェイミ」は前作とのつながりに驚き、そしてシェイミがひねくれた性格で、いままでにない面白さがある作品という印象でした。
シェイミみたなポケモンが実際にいたらちょっと困ってしまいそう・・・
ですが、フォルムチェンジすれば普通になるし、最後は割と素直になってましたし、憎めないポケモンです。
素直になつく展開はもう飽きたという方には刺激のある作品ではないでしょうか。
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