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ブルーロック -EPISODE 凪-を見てきた！

アニメ感想

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「劇場版ブルーロック-EPISODE 凪-」が2024年4月19日に公開されました。ブルーロックは原作漫画は見ておらず、アニメを見ただけでしたが、アニメが面白かった！

そして、映画化されるという発表を見て「これは見に行かねば！」と思い、実際に見に行ってきました。

 

映画化されるという情報以外ほぼ何も知らない状況で見てきたその感想を書きたいと思います。

 

※ネタバレあり

 

スマホのトラップから始まる

 

ブルーロックはアニメだけしか見ていませんでした。なので原作漫画の情報もなく、そもそも「EPISODE 凪」という漫画の作品があることも知りませんでした。

とはいえ、タイトルからして凪誠士郎（なぎせいしろう）が中心となる話ということくらいは何となく想像してました。

 

ブルーロック本編のアニメ版では潔世一（いさぎよいち）視点で3rdステージ突破までで終わっていましたが、それを凪の視点で進行するという流れ。

 

本編にはいなかった、舐岡了（なめおかりょう）などの人物が登場するもののほとんどの人物は本編と同じ。

 

ですが、凪と御影玲王（みかげれお）のきっかけの部分は「EPISODE 凪」ならではのシーン。

そもそも凪はあんなにめんどくさがり屋でゲームばかりしていたのにどうしてサッカーを始めたのか？

 

そういった部分がこの映画の見どころだと思いました。玲王に落とされたスマホを足でトラップするあれは思い出深いシーン。半ば強引にサッカーをさせた玲王との友情シーン。ブルーロック知らない人が見たらこの後の展開はビビるだろうなと思いつつも、凪と玲王は息の合ったコンビで高校サッカー界で名をあげていき、ブルーロックにいよいよ招集されます。

で、ブルーロックの話が始まるのですが、凪の体が出来上がりすぎていたのが少々気になりました。小学校中学校で何か運動とかトレーニングしてないとあんな筋肉質な体にはならんよなあという。

 

あれだけゲーム好きの人がどうして？

 

まあ、そもそも潔とかもすでにトップクラスのプレイヤーの状態からストーリーが進行していたので、そういう細かいところは気にしないほうがいいのかもしれませんが。

 

なぜブルーロックでサッカーをする？

さて、ブルーロック招集されてからはいよいよ潔や絵心 甚八（えごじんぱち）などのおなじみの人物がでてきました。絵心はブルーロックの説明をし、潔がうおおおおって走っていくと皆が走り出す熱い展開。吉良涼介（きらりょうすけ)なども触発される中で凪は予想通り帰り始める…

 

サッカーを始めたのもそうですが、凪のようなめんどくさがりがどうしてブルーロックにいるのかという重要シーンです。

 

このときに潔を見るシーンがあったので「もしかしてここでもう潔に？」みたいな気持ちもあったのですが、さすがにまだ何かを感じるみたいなことはなかったので結局は玲王によって引っ張られる形となってました。

 

で、ここからいよいよ300人の選考が始まるわけですが、映画の尺の問題からかここからの流れは駆け足でした。

 

最初の鬼ごっこはまあテレビアニメ版と同じくらいでしたが、次の5人チームは結構サクサク進んでましたね。

 

鬼ごっこのときはまあ一次選考にいないあの人が退場ってのは予想できました。潔とは違ってここらでも凪が燃えるとかはないですね。玲王がやってくれました。

 

斬鉄とも出会い、いよいよ2次選考。4連勝でいよいよ潔たちのチームとぶつかります。

 

潔との出会い

まず、みんな大好きなキャラの一人の久遠 渉（くおん わたる）との会話から始まりました。

まあ、ここらはテレビアニメ版とほぼ同じわけですがそれでも潔と凪の掛け合いはわくわくしますね。

一応ブルーロックの説明のときに凪は潔を認識していましたが、面と向かって話すのは初めて。

潔がどうしてここまで勝ちに対してがんばっているのかがわからない凪。

そんな凪ですがいよいよここから覚醒が始まる流れです。

 

全勝間近で潔や蜂楽廻（ばちらめぐる）、千切豹馬（ちぎりひょうま）などに点を決められて初の負けを喫してしまいました。

ここらはテレビアニメ版を見ていたので潔の覚醒能力などのすごさはわかっていたわけですが、この映画だけだとそういうのは少し伝わりづらいかなあと感じました。

 

前半の玲王との出会いのあたりはまあこの映画だけでも楽しめるのですが、後半からの怒涛の流れはさすがにテレビアニメ版を見ていることが前提のようです。

 

で二次選考は個人技だからかほぼ全カットで三次選考へ進みます。ここからは王道少年漫画では到底見ることができないような友情の崩壊が始まりました。

玲王より潔を選ぶ

凪は潔を誘いますが蜂楽と組むからいけないと言われたので、

玲王がそばにいる中で凪が玲王を見捨てて潔を選ぶことになりました。

 

テレビアニメ版と違って凪や玲王のつながりを見せるシーンがたくさんあったので、さすがにここはショックありますねｗ

 

ただ凪が本当にサッカーに対して本気になれたのを喜ぶ玲王はえらい…この人自己中心的な人じゃなくていい人や。

 

凪は潔と蜂楽と3人でチームを組んで三次選考ですが、ここからもダイジェストっぽく進んであっという間にU20との闘いまで進んでいきました。

 

最後にサボテンの話があって映画終了。

 

まとめ

この映画の方向性はあくまで凪と玲王にあるってのはやはり感じました。テレビアニメ版だと後半は潔と絡んでいたのですが、この映画では潔の存在感はそこまで出さないようにしていたのでしょう。

 

それゆえに、ブルーロックで潔と出会ってからの流れはだいぶカットするという構成になったのでしょうね。

 

もっとも、漫画版の「EPISODE 凪」もこんな感じだったのかもしれませんが、漫画版を見ていない私にはそう感じられました。

 

あくまで凪と玲王に焦点を当てた作品だからこそ、凪が潔を選ぶシーンは衝撃度が高くていいシーンになったと思います。テレビアニメ版では凪と玲王の出会いは少しだけだったので、そこまでの衝撃度ではありませんでしたが、この映画では本当にショッキングなシーンだと思いました。

 

その後、玲王は凪に対して闘志を見せるようになりますが、凪のサッカーに対する姿勢を見て、玲王もサッカーの実力で凪と並びたいという熱い展開はブルーロックっぽくてよかったです。

 

あと、剣城斬鉄（つるぎざんてつ）との絡みももちろん面白かったですが、お笑い要素なんで特に触れませんでした（笑）

 

終わりのほうはさすがに駆け足感は否めないのですが、ブルーロックのアニメのほうは2期制作が決まっているようで、そこにつながる流れとしてなんとかまとめたという印象です。

 

映画の続編が出るのかはまだわかりませんが、次のアニメを楽しみにして待ちたくなりました。