名探偵コナンといえば、よく雑学や豆知識がでてきますよね。
コナンの知識量は凄まじいものがありますが、今回はその中から特徴的なものや役に立つかもしれない雑学を7つまとめてみました。
マンガやアニメの中での話と思って侮れませんよ?
知っていればもしかしたらどこかで役に立つ・・・かも。
※ネタバレを含みます。注意してください。
コナンに限らず、アニメを無料で視聴できるサービスのまとめも作成していますので、興味がある方はこちらもぜひ。
吉川線
名探偵コナンの中でもしばしば出てくる用語です。
普通、何者かにロープ等で首を絞められた場合は、「苦しい」ともがき抵抗しますよね?
首を絞められた側は命の危機ですから必死になり、首を掻きむしったひっかき傷ができます。
この傷の事を吉川線と言い、大正時代にこの理論を発表した吉川澄一氏の名を取って付けられたそうです。
念のためですが、吉川線はロープの跡のほうじゃないですよ。ひっかき傷のほうです。
吉川線の説明が出てきたのが
原作漫画67巻FIle.1「呪いのファッション!?」
アニメ第575・576話「黒きドレスのアリバイ」
吉川線という用語は、アニメ第836・837話「仲の悪いガールズバンド」など何度かその後も登場してます。
毎度毎度説明があるわけではないので覚えておきましょうね?
青酸カリとアーモンド臭
コナンで青酸カリによる殺害はよく出てきますよね?
でも青酸カリって実際何なのかよくわからないですよね。
ということでちょっとまとめてみました。
青酸カリ
青酸カリはシアン化カリウムという物質。カリはカリウムのことです。
致死量は0.2~0.3グラムと、微量で死に至らしめるレベルで、かなりの毒性です。
ですから、
「ペロッ」
などとは間違ってもできません!
アーモンド臭
また、コナンはよく青酸カリが使われたことを確信するときに
「アーモンド臭がする・・・」
などといいます。
アーモンド臭は収穫前のアーモンドのにおいです。
甘酸っぱいかおりとされています。梅干し系です。
また、先天的にかぎ分けることができない人もいるとされています。
青酸カリは胃液などと反応して、このアーモンド臭を出します。
青酸カリとアーモンド臭の初登場回
青酸カリが初めて登場したのが
原作漫画5巻File.6「カラオケ殺人!」
アニメだと第42話「カラオケボックス殺人事件」
このときは「この臭いは青酸カリ…」としか言っていません。
アーモンド臭の話を最初にしたのは、実はコナンではなく服部平次です。
この話は
原作漫画26巻File.3「覆われた真実」
アニメだと第190話「命がけの復活 第三の選択」
もちろん、コナンも後の話でなんどもアーモンド臭については発言していますから、このことは知っていることでしょう。
ペロっとする前に必ず、アーモンド臭がしないかを確認しなきゃだめです!!
マジックミラーと鏡を見分ける方法
鏡とマジックミラーを見分ける方法もコナンでは出てきます。
原作漫画79巻File.10「怪奇現象の半分」で、
アニメだと第714話「服部平次と吸血鬼館(三)」です。
上記の事件でコナンは
「普通の鏡だとガラスの後ろに反射膜があるから奥で反射するが、
マジックミラーはガラスの手前の方に反射膜があるから手前で反射する。」
ということを説明しています。
その性質を利用して、ガラスの表面に指をくっつけたときに
- 指の間に隙間ができたら鏡
- 指の間に隙間がなかったらマジックミラー
という見分け方ができます。(これもコナンが説明)
「なんか視線を感じる」
「この鏡なんかおかしいなあ」
というように、気になる人は試してみると良いでしょう。
ただ、マジックミラーによっては、この方法では見分けることができないものもあるようです。
油断はいけません。
マジックミラーは一方通行ではない
「マジックミラーは片側からしか覗けない」
そんな風に思っている人もいるのではないでしょうか?
ですが、実はそんなことはなく、部屋を暗くすると鏡のように反射せずに、向こう側を見ることができます。
マジックミラーに表裏はないので、一方通行というわけではないのです。
暗い方から明るい方が透けて見えるというのがマジックミラーの正しい性質です。
ですから、仮に屋外と部屋をマジックミラーで仕切っていた場合、
- 日中は外が明るいので、外から部屋の中は見えない
- 夜になると外から明かりをつけた部屋の中が見える
ということになります。
もし、マジックミラーを使う場合は気を付けましょうね?
あまりいないと思いますが・・・
静電気の避け方
「バチッ」
「いてっ」
冬になると困りものの静電気ですが、この対策についてもコナンが教えてくれています。
原作漫画第61巻FIle.6「火種」
アニメだと第525話「憎しみの青い火花(後編)」
静電気を避ける方法ですが、
「車に乗る時なら地面のアスファルトに、ドアノブなら壁に手を開いて触れる」
です。
その原理ですが、金属に触れると一気に電気が走るためバチっとなりますが、アスファルトや木やコンクリートはゆっくり走るのでバチっとならずに電気が逃げていくため。
コナンの雑学の中でもかなり実用的ですね。うれしい。
原作漫画の中では静電気にイライラする灰原でしたが、コナンから上記の方法を聞き、それによって見事に静電気の問題を解決しています。
イライラする灰原の姿はとても怖いのですが、その気持ちに共感できる人がもしかしたらいるかも?
ですが、これからは灰原と同じようにこの方法をお試しあれ。
リンゴの種には毒性がある
「知らないの?リンゴの種にはアミグダリンっていう成分がふくまれていて、いっぱい食べるとヤバいんだよ?」
犯人が証拠を隠すために慌ててリンゴをジュースにして飲んでいたときにコナンが発した言葉です。
原作漫画だと80巻File.7「魔法の鍵」
アニメだと第728話「果実が詰まった宝箱(後編)」
リンゴの種には毒性があり、アミグダリンという物質です。
コナンによるといっぱい食べるとヤバいということ。
ただ、世良真純によるとリンゴ10個程度では、ぜんぜん大丈夫のようです。
まあ、リンゴの種を食べる人なんてほとんどいないとは思いますが・・・
なお、アミグダリンはリンゴだけでなく、
- モモ
- アンズ
- サクランボ
- アーモンド
- ウメ
- ビワ
などの種にも含まれています。
やはり、あまり種まで食べることはない食べ物ばかりなのでそこまで心配はないでしょうね。
もし、スイカとかメロンとかの種に毒性があったら怖かったところですが。
過冷却水
過冷却水は0度以下になっても液体のままでいる水のことで、振動などの刺激を与えると一気に凍る水のことです。
原作漫画第78巻File.10「謎解きの鍵」
アニメだと第706話「謎解きするバーボン」
原作漫画では安室が説明しています。そして、その作り方も。
「均一に冷えるように、ペットボトルをタオルで巻き、マイナス5度くらいの冷凍庫に4,5時間寝かせるだけ・・・」
興味がある方は試してみてはいかがでしょうか?
ちなみに、事件では犯人が氷の中に鍵を隠すために過冷却水を使用しています。
血液型が変わる
これは、本編に関わってくるエピソードなので、知っている人も多いでしょう。
当初、本堂瑛祐と水無怜奈の血液型が異なっていたことから、姉弟ではないとコナンも思っていました。
しかし、本堂瑛祐の体にあった白血病の治療の跡を見たことで、血液型が変わっていたことに気づきました。
骨髄移植で血液型が変わる
本堂瑛祐はもともとO型でしたが、水無怜奈のAB型の骨髄移植(こつずいいしょく)をしたことにより、血液型がO型からAB型に変わりました。
骨髄(こつずい)というのは、簡単にいうと血液を作る器官という感じです。
だから、別の血液型の骨髄を移植されたら血液型も変わるという感じです。
ちなみに、よく
A型は真面目、O型はおおざっぱ・・・
などなど血液型で性格がどうこう言われたりしますが、直接的な因果関係は当然ありません。血ですからね。
骨髄移植によって性格が変わるとかもまあないでしょう。
コナン雑学まとめ
今回の記事ではコナンに出てくる雑学を7つあげてみました。
- 吉川線
- 青酸カリとアーモンド臭
- マジックミラーの見分け方
- 静電気の避け方
- リンゴの種には毒性がある
- 過冷却水
- 血液型が変わる
この中で最も役に立ちそうなのは「静電気の避け方」でしょうか。
そのほかはあまり使う場面はないかもしれません(笑)
ですが、どこかで話のタネになるかもしれませんし、物知りだと褒められるかもしれません。
あるいはコナンファンとつながれるかも・・・
いろいろ考えてみると雑学を知っておくことも悪くはないと思いませんか?
コナンの小ネタについて、このほかにもいろいろ書いているのでよかったらこちらもぜひ見てみてください!