名探偵コナンの映画は、2023年時点で26作目が公開されていますが、その中で眠りの小五郎が推理する作品は何作品か気にしたことはありますか(笑)
実は、26作品中5作品しかありません(2023年現在)。どれだかパっと出てくるでしょうか?
名探偵コナンの代名詞の一つである眠りの小五郎がわずか5作品・・
この記事では、眠りの小五郎とコナン映画についてと眠りの小五郎が少ない理由も考察してみました。
※ネタバレ含みます。
※2023年末時点の情報です。
眠りの小五郎が登場する映画5作品
結論からいうと眠りの小五郎が登場する作品は以下の5つです。
驚くことに、3作目の『世紀末の魔術師』から16作目の『11人目のストライカー』の14作もの間、眠りの小五郎は出ていなかったのです。
そして、21作目の『から紅の恋歌(ラブレター)』を最後に再び眠りの小五郎は劇場版では姿を見せてませんでした。
が、2023年の「黒鉄の魚影」で再び眠りの小五郎の状態で推理するシーンが登場しました。
『時計じかけの摩天楼』(1作目)
冒頭で眠りの小五郎が登場。黒川亭の殺人事件を眠りの小五郎が解決します。本編の爆破事件はコナンが、携帯電話越しで新一の声で推理しています。
冒頭の事件なので、印象にない人も多いかも・・・!?
『14番目の標的(ターゲット)』(2作目)
海上レストランから脱出した後、麻酔銃で小五郎を眠らせて推理します。
推理した後、蘭が人質に取られ、完全に目が覚めます。
『絶海の探偵(プライベートアイ』(17作目)
イージス艦の中で眠りの小五郎が推理を披露します。ある国のスパイに関する事件とは別の事件です。
金の名刺の印象が強いので、眠りの小五郎のイメージがあまりない・・
『から紅の恋歌(ラブレター)』(21作目)
映画冒頭で起きた殺人事件の犯人を特定するため、眠りの小五郎で容疑者の関根を問い詰めます。真犯人は別の人物ですが、それ以降小五郎の出番はほぼありません。
麻酔銃を撃つシーンがなく、推理シーンがかなり短いので、覚えてない人も多そう・・
『黒鉄の魚影(サブマリン)』(26作目)
パシフィックブイでピンガが犯した殺人事件を解決します。黒田兵衛の前でも気づかれずに眠りの小五郎として推理を披露しました。
後の展開から考えるとピンガも眠りの小五郎の正体に気づいていた可能性があるかも?
眠りの小五郎が少なくなっている理由
眠りの小五郎が少なくなっている理由は名言されているわけではないですが、以下の理由が考えられるでしょう。
回を追うごとにアクション要素が多くなっていった
小五郎を眠らせるほどの複雑なトリックがなかったり、そもそも爆破シーンなどが中心になって、脱出劇などのほうに比重がおかれるようになったからではないでしょうか。
7作目の『迷宮の十字路』あたりまでは、アクション要素よりミステリー要素が多い印象ですが、近年の作品ではアクション要素が多めの構成となっています。
特定の人物にフォーカスした映画が増えた
近年のコナン映画に見られますが、特定の人物に焦点を当てた作品が増えている印象です。
ですので、毛利小五郎が関わりにくい話がどうしても多くなってしまう気がします。
例えば、安室は毛利小五郎事務所の下のポアロでアルバイトをしていますが、正体は公安警察です。小五郎はそれを知らないですがら、公安の一面を深堀りした話になるとどうしても深く関われなくなるのではないでしょうか。
それがまさに『ゼロの執行人』(22作目)で、事件の真相に毛利小五郎は関われずに終わってしまいます。
容疑者にされたものの、真相は小五郎には伝えられずじまい・・・
そのほか、怪盗キッドや赤井ファミリーに関連する映画が過去にはありましたが、小五郎は深く関われないですよね。
ですので、今後、眠りの小五郎が登場する確率は低いままでしょうねえ?
毎度毎度だとマンネリ化するし、見栄えも地味
1番目の理由とややかぶるところですが、眠りの小五郎ってシーンとしてはぶっちゃけ地味ですよね。小五郎は動かないですから。
まあ、コナンの象徴の一つではあるのですが、映画で毎回こればかりだと地味な印象がどうしてもでてしまうのではないでしょうか・・近年のアクション重視の風潮ともあってないですし・・
例えば、『世紀末の魔術師』(3作目)のように燃えさかる部屋の中で犯人を追い詰めながらの推理などのほうが、ハラハラ感があるような気がします。燃えさかる部屋で眠らせて推理はできないので・・
眠らないが小五郎が活躍する作品
眠るだけが小五郎の仕事ではないでしょう!小五郎が活躍する映画もあるんです!
『水平線上の陰謀(ストラテジー)』(9作目)
小五郎が大活躍する作品です。最初は大勢の前で推理を披露しますが、犯人の証拠を見つけておらず、途中で逃げだします。
なんだよ、またいつものへっぽこ推理かよ・・・!?
その場は、コナンが推理し、事件の真相が明かされたかに見えます。
しかし、小五郎は事件の真相をつかんでおり、コナンの推理は外れていたのです。船が爆破した後で船の上で犯人に自首を進めます。そのあとのやり取りは屈指のシーンなので小五郎ファンは必見でしょう。
「俺は女とは戦わねえ主義でな・・・」
『ハロウィンの花嫁』(25作目)
小五郎は冒頭で灰原を助けるために負傷してしまったので、犯人であるプラーミャの捜査にはかかわらないです。ですが、冒頭で身を投げ出して灰原を助ける姿は、久々に見えた小五郎のかっこいい姿ではないでしょうか。
小五郎はかっこよかったのですが、出番少なぎやせんか!?・・(涙)
事件の真相はコナンが解き、安室たちと協力して犯人を捕らえます。
小五郎がそもそも出番が少なく影が薄い作品
残念ながら?小五郎の出番自体が少なかったり、影が薄くなってしまっている作品もあります。年月を重ねるごとに、新しいキャラがどんどん増えているので、初期からいる小五郎もだんだん存在感が薄れていっているのかもしれませんね。
『ベイカー街の亡霊』(6作目)
小五郎の活躍はほぼないです。殺人事件は優作が解決します。原作含め優作がメインで推理する数少ないストーリーです。
『天空の難破船(ロストシップ)』(14作目)
小五郎は飛行船の中でテロリストにとらえられ、睡眠ガスで眠らされるので出番はほぼなしです。コナンが飛行船の上で犯人にトリックを説明します。
『沈黙の15分(クウォーター』(15作目)
小五郎は途中から事件にほぼかかわらず、コナンたちがダムの付近で犯人と接触し、最終的に犯人を確保します。
『純黒の悪夢(ナイトメア)』(20作目)
小五郎の出番は少ないです。黒の組織に関連した内容がほとんどで、警察沙汰になるような殺人事件も起きないです。
『紺青の拳(フィスト)』(23作目)
シンガポールで小五郎は殺人事件の捜査を依頼されますが、小五郎が推理する場面はあまりなく、コナンと怪盗キッドが事件を解決していきます。
『緋色の弾丸』(24作目)
小五郎の出番はほぼなしです。赤井ファミリーの出番が多いため小五郎の影は薄いです。事件はコナンと世良や赤井が真相にたどり着き、リニアモーターカーの中で犯人と対峙します。
まとめ
この記事では、眠りの小五郎とコナン映画についてと眠りの小五郎が少ない理由も考察してみました。
現在では、25作品中4作品の眠りの小五郎。今後増えることはあまりなさそうですが、出番が来ることはあるのでしょうか?